制作風景 3月24〜26日

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レポート:日比野チーム 村山華子

3月24日
今日からジオラマづくりです。
違った3つをつなげ合い1つにした世界を、立体模型地図にして、B1サイズのパネル上に繰り広げていきます。
前半は、思い描いた町の建物や、登場人物の家など、各部品を造る人が多かったようです。つくる素材は人によってほんとうにさまざま。スペースシャトルの「スペシャル」が、段ボールによって、とてもシャープな形に仕上がっていったり、タマゴの「コロココ」が、名前の通りコロコロいくよう滑らかな表面にと削られていったりと、ジオラマ上に登場するメンバーの個性もハッキリしていきました。
後半は、とけいの「ほー」が、架空の人物「ささきびびの」のおうちにおじゃましていたり、アラビアオリックスの「リックス」が、電車の「せんろくん」の夢の世界にいたり、と登場人物どうしがかかわり合う配置も見られました。
違った世界どうしが、さっそく溶け合い、混ざり合い始めているようすですねー。


3月25日、26日
2日間で、模型の数がだいぶ増えました。真剣な制作が続く日々。それぞれのパネルに、出来た立体を並べてみると、つくっている世界の雰囲気が見えてくるようになりました。
段ボール、ボール紙、発泡スチロール、紙粘土、布、エアパッキン、針金、素材は特別めずらしいものではありませんが、加工の仕方や組み合わせ方に、30人それぞれ工夫がなされてきました。紙粘土に絵具を混ぜ込んでマーブル色粘土にして木の梢をつくったり、発泡スチロールを薄ーく波々にスライスして水の質感を出してみたり、エアパッキンの○を色で塗りつぶし、プリント布の模様のようにしてみたり、各素材の独自の素材への生まれ変わりが見られて、この2日、オドロキでした。
3つの違った世界がかかわり合い、混じって1つの世界となり、また新しい物語が生まれていっています。ジオラマによって語られる30人のお話、完成が楽しみです。


3月24日(土)〜26日(月)
横浜美術館アートギャラリー内にて
写真は制作風景

11日の様子18日の様子・24〜26日の様子・27〜29日の様子展示完成




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