制作風景 3月27〜29日

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金井ひろみチーム

金井チームの作品は、クィーンズスクエア(ショッピングモール)2階通路壁面にあるふたつの「懸垂幕」と、通路中央に連立する「マルチポール」に展示することになります。みんなの作品ひとつひとつをロープで繋げていって、それらをどう見せるか、どんな空間をつくるか。こうした「展示プラン」も、参加しているみんなで話し合って決めていくのです。それにしても、展示スペースは、とにかく面積が広い!奥行きがある! 最終日まであと3日しかないけれど、間に合うかな〜? 大人たちやスタッフに、少し不安がよぎります。

27日。まずはグループ分けです。みんなの希望を聞いて「懸垂幕」「マルチポール」二つのグループに分かれ、それぞれのグループで、展示テーマについて話し合いを始めました。懸垂幕のグループは、ヨコハマにこだわって「海のイメージ」となりました。一方マルチポールのグループは…最初「港」「ヨコハマ」「21世紀」など色々な意見が出たのですが、最終的には「空想の動物」というテーマに決まりました。色々な空想の動物たちがショッピングモールの空中に浮かんでいて、全ての動物はロープで繋がっているカンジ! 面白そう! 期待は高まります。

テーマが決まったら今度は展示イメージをスケッチにおこしていきます。これまでにつくってきた作品を良く見ながら、展示のイメージをスケッチにおこします。スケッチを進めていくなかで、表現をより豊かにするために作品に再度手を加えるなど、調整が重ねられます。このようにして、展示の下準備は着々と進んでいきました。

ところで、昼食や休憩の時間も大切な、楽しいコミュニケーションのひとときのようです。お昼の休憩時間に70歳代の大人の方々と5〜6歳の子どもたちが並んで一緒におべんとうを食べていたり、一緒に絵しりとりを楽しんでいたり。「最近は住む場所や年代の違う人たちと深く話しをするチャンスって、あまり無いじゃないですか。日が経つにつれて、話し合いも皆積極的に参加するようになってきました。一日中一緒に作業をするようになって、またお昼御飯を一緒に食べるようになったりして、コミュニケーションが大分お互いにとれてきているみたい。同じチームの連帯感みたいなものも生まれて来ているし。こうしたやり取りが生まれてくるのも、ワークショップの魅力のひとつと言えますよね」と、金井先生は話してくれました。

マルチポールへの展示は28日夜、ショッピングモールが静まり始める午後9時頃にスタートします。設営業者さんと金井先生、助手のかれきさん、市民ギャラリーの仲原さんは徹夜作業となり、翌朝7時、ようやく設置は完了しました。 おつかれさま〜。


3月27日〜29日
横浜美術館内にて
写真は制作風景
 

11日の様子18日の様子24〜26日の様子・27〜29日の様子・展示完成




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