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講評
横浜市こどもの美術展2001では賞はありません。
しかし、色使いや構図など技術的にすばらしい作品や、制作への熱意が感じられる作品などに対しては、小学校の校長・副校長先生などにお願いをして、子供たちへの励ましの意味から奨励印を押し、なおかつ短い講評をつけていただきました。
また、展覧会全体についての感想もいただきました。
各作品への講評についてはここでご紹介できませんが、展覧会全体の感想については以下に全文掲載します。
奨励印「おおっ!ハンコ」
講評
小学校の校長・副校長先生をはじめとした5人で展覧会開催に先立つ7月30日に出品作品の講評を行いました。 一人一人のこどもの個性、その子らしさがよく伝わってくる作品を約150点選んでいただき、コメントとスタンプをつけていただきました。
展覧会全体の感想をいただきましたので、ご紹介します。
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楽しかった色々な体験を、自分の夢や希望を加えながらすばらしい作品に仕上げています。子どもの絵は子どもの心をのぞく窓のようなものです。どんなことを見て感動したのか、どんな遊びをして楽しかったのかがとてもよくわかりました。
(横浜市立常盤台小学校 校長 榎木敏夫)
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ギャラリーの中に入ると、いろいろな絵が私の目にとびこんできました。
どの絵を見ても、一つ一つの個性があって、私の目を楽しませてくれます。画面いっぱいに力強く描かれている絵、色あざやかに描かれた絵、構図のしっかりした絵など様々でした。
(横浜市立左近山小高小学校 副校長 山田健治)
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会場のあちこちから、元気いっぱいの子ども達の声が聞こえてきます。その声は、それぞれのフロア―から発せられ、このギャラリー全体を包み込んでいます。この広い空間が、子どもたちの思いや願いを身近に感じられ、さわやかないい気持ちになるから不思議です。
(横浜市立神橋小学校 副校長 中野文夫)
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「おとなが子どもの絵を見るとき」
絵は上手に描くことの指導の方が、子どもが自分の思ったことや見えたように描くことを教えるよりやさしいものです。 子どもが絵を描くのは「思い」という見えないものを自分に見えるようにすることです。それを見ている私たちは「こんなことを思っているのか」ということを知ることで、描いた子と絵を通して対話をしているのだと思います。そしてそのことはおとなが子どもの頃の思いを思い返すことでもあります。
(横浜美術館子どものアトリエ 指導員 三ツ山一志)
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更新日 2001年8月14日
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