見ましたか、収蔵作品展 横浜市民ギャラリー収蔵作品展2003
来場者のアンケートから
質問「お気に入りの1点を教えてください」
会場でアンケートへのご協力をお願いしたところ、計316件(横浜市民ギャラリー
222件、大倉山記念館94件)のご回答をいただきました。ご本人の承諾を得て掲載させ
ていただきます。
林忠彦<犬を背負う子供たち 三宅坂・参謀本部跡>
●1946年 ゼラチン・シルバー・プリント 30.5×20.0cm
「戦後の時代の子供たちの表情と背負われている犬の表情が、白黒写真のコントラ
ストの中に強いインパクトとして印象に残った。今より時の流れはゆるやかな時代
で、草花の色が判るようで興味を覚えた。」(逗子市 永井節雄さん)
「犬を背負う子供たちをみて空腹時のひもじい中でも優しい気持を失わない純真な子
供たちの姿に感じ入りました。」(港北区 豊田弘毅さん)
中谷龍一<山手風景>
●1988年 油彩・キャンバス 117.0×91.0cm
「全てを描くのではなく、省いた所により、風景らしさを感じました。」(港北区
佐々木恵美子さん)
「横浜の絵は沢山知っておりますが、風を感じる絵で良かったと思います。」(磯子
区 長谷樹子さん)
「全体が緑のトーンで統一されていて、見ていて安らぎを感じたことと、坂を登って
いく女性の仕草が画面の中で生きていたこと。」(多賀城市 伊藤准一郎さん)
阪本文男<帰ってからのアリスの遊び>
●1975年 油彩・キャンバス 130.3×162.1cm
「阪本文男さんは、私の高校の時の美術教師であり、私が絵の学校に進む指導をして
いただきました。あの頃は先生の作品の良さが分かりませんでしたが、最近、先生の
作品の素晴らしさを少しだけ理解できてきたようです。今日改めて作品を見せていた
だき、感無量でした。」
(青葉区 加藤幸子さん)
高間惣七<赤と青>
●1957年制作 油彩・キャンバス 145.5×97.0cm
「はじめ近づきすぎて見て、よくわからなかったが、離れてみて、放射線状に広がっ
た太陽と思われる赤と回りのものが実にしっくりと溶け込んでいて、しばらく眺めて
いました。」(南区 古屋清さん)
「色の美しさ、にごっていない鮮明さがとても気に入りました。もし我が家に飾ると
したら、という観点で見てみましたが、やっぱりこの絵の前に立つと元気が出るよう
な気がいたします。」(無記名)
■問い合わせ
横浜市民ギャラリー
ycag@city.yokohama.jp
TEL 045-224-7920 FAX 045-224-7928
〒231-0031 横浜市中区万代町1-1 横浜市教育文化センター内
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