2008年公演より
1985年に社会を震撼させた豊田商事会長刺殺事件をめぐって、そこに居合わせた報道陣の実際の証言、刺殺された男の半生をモチーフに、現在と過去が交錯する時間軸で展開する舞台「トータル・エクリプス」。2008年に東京で上演された公演を、束芋の最新映像を導入に再演します。
その音で、世界は止まった。
現在私は、刺殺事件現場の25年前にいる。
狭い空を見上げれば、戦後最大の祝祭をもたらす火を帯びた熱風は、すぐそこまで来ている。この旨味を啜らずに死んで、今に生まれた意味があるのか。
未来を貫く世界の頂点。私たちは、ボチボチこの集合住宅の一室に「誰か」を送り込まねばならぬ。
「みな汗水流して働いとるんや。わしがみんなに変わって天罰くだしたるわ。おい、こら、ナガイ、あけんかい。話ぐらいは聞いたるわ。おい、こら。」
そうして男は、私たちが座っていたパイプイスを取り上げ、鉄のドアを激しく殴りつけた。
豊田商事会長刺殺事件をモチーフに作り上げられた呪術的会話劇。
日本演出者協会主催「若手演出家コンクール2007」最優秀賞受賞作。
ペルソナの変容、奇想天外、荒唐無稽。これは笑える芝居だ。
—久保田忠利(岩波版「ギリシア喜劇全集」監訳者)
- 作・演出
- あごうさとし
- 出演
- 高杉 征司、金本 健吾、山本 麻貴、河合 宏友
- 酒井高陽(劇団M.O.P.) 信平エステベス 藤原大介(劇団飛び道具) 山口菜緒(関西カモフラージュドパーティー) 七井悠(京都ロマンポップ)
出演者プロフィールはこちらから
- 舞台監督
- 浜村 修司
- 美術
- 青木 勉
- 照明
- 池辺 茜
- 音響
- 小早川 保隆
- 制作
- 本郷 麻衣
- 演出助手
- 松永 理央 吉田 一弥
- 使用楽曲
- ザッハトルテ(「お茶の間ヨーロッパ」と「貴方とワルツを踊りたい」より)
- 助成

- 会場
- 横浜美術館レクチャーホール
- 公演日時
- A公演:1月16日(土曜)14時から
B公演:1月16日(土曜)18時30分から
C公演:1月17日(日曜)14時から
- 料金
- 前売券 3,000円
当日券 3,200円 ※残席がある場合のみ販売(当日10:00までに「最新のお知らせ」で告知します。)
演劇公演とのセット券 5,500円
チケット情報はこちらから
全公演ポスト・トーク有り。トークの出演者と内容は各回とも異なります(束芋氏とあごうさとし氏は全ての回に出演します)。
- 劇団略歴
- 「芸術と娯楽は同義である」をテーマに、娯楽、芸術、批評が渾然一体となった演劇を目指している。演劇が元来内包している祝祭性を、現在と過去が重層する劇空間の中に蘇生する。 束芋氏からは、「もてない演劇」と評を頂戴しているが、本人達は、なるべくもてたいと思っている。 2001年結成。京都を拠点に、大阪、東京などで上演している。 WANDERING PARTY 公式サイト

