展示構成と主な出品作品

展覧会は、第I章「シュルレアリスム美術の胎動」、第II章「シュルレアリスムが開くイメージ」、第III章「シュルレアリスム出現以後の様々なイメージ」で構成されます。シュルレアリスム運動に参加した美術家だけでなく、デ・キリコやダダの作品、広告美術、さらにアンフォルメルやアルテ・ポーヴェラ等の戦後の西洋美術、草間彌生、奈良美智ら現代の日本美術まで、作品総数125点をひとつの時間軸に並べます。

中心を占める第II章では、80余点の作品を「イメージが訪れる」、「反物語−お話しにまとまらないイメージ」、「風景」、「女と愛」、「物と命」、「神話と魔術」、「時空の彼方に」の7節に分けて展示。シュルレアリスムの美術に特有なイメージの成り立ち方とテーマによる分類です。これらのテーマは今日の広告や映像文化の中にもしっかりと受け継がれています。

イメージは現代の日常生活に深く浸透して人々にはたらきかけ、私たちもそのはたらきに思考や消費行動の基準をゆだねるようになっています。こうした状況を考えるとき、かつて想像力の解放をうたったシュルレアリスムのイメージを信頼できるものにしているのは何か、と問う必要があるのではないでしょうか。結びつけることと解放すること。イメージがはらむ相反する力のどちらを発揮させるのか、その判断は私たちひとりひとりの手にゆだねられているのです。



出品作家(全44作家)

  • Giorgio de Chirico ジョルジオ・デ・キリコ
  • George Grosz ジョージ・グロッス
  • Kurt Schwitters クルト・シュヴィッタース
  • Paul Klee パウル・クレー
  • Hans (Jean) Arp ハンス(ジャン)・アルプ
  • Max Ernst マックス・エルンスト
  • Marcel Duchamp マルセル・デュシャン
  • Man Ray マン・レイ
  • Joan Miró ジョアン・ミロ
  • André Masson アンドレ・マッソン
  • Oscar Dominguez オスカル・ドミンゲス
  • René Magritte ルネ・マグリット
  • Joseph Cornell ジョゼフ・コーネル
  • John Armstrong ジョン・アームストロング
  • Yves Tanguy イヴ・タンギー
  • Pablo Picasso パブロ・ピカソ
  • Salvador Dalí サルバドール・ダリ
  • Paul Delvaux ポール・デルヴォ−
  • Hans Bellmer ハンス・ベルメール
  • Meret Oppenheim メレット・オッペンハイム
  • Wifredo Lam ヴィフレド・ラム
  • Kurt Seligmann クルト・セリグマン
  • Roberto Matta ロベルト・マッタ
  • Herbert Bayer ヘルベルト・バイヤー
  • Herbert Leupin ヘルベルト・ロイピン
  • Xanti Schawinsky ザンティ・シャヴィンスキー
  • Fritz Buhler フリッツ・ビューラー
  • Giovanni Pintori ジョヴァンニ・ピントーリ
  • Wols ヴォルス
  • Jean Dubuffet ジャン・デュビュッフェ
  • Francis Bacon フランシス・ベーコン
  • Lucio Fontana ルーチョ・フォンターナ
  • Michelangelo Pistoletto ミケランジェロ・ピストレット
  • Yayoi Kusama 草間彌生
  • Alberto Burri アルベルト・ブッリ
  • Georg Baselitz ゲオルク・バゼリッツ
  • Willem De Kooning ウィレム・デ・クーニング
  • Jiro Takamatsu 高松次郎
  • Hiroshi Fujimatsu 藤松博
  • Christian Boltanski クリスチャン・ボルタンスキー
  • Joseph Beuys ヨーゼフ・ボイス
  • Yoshitomo Nara 奈良美智
  • Yasumasa Morimura 森村泰昌
  • Miwa Yanagi やなぎみわ