2008年01月25日
1月26日午後3時より、ピュ〜ぴるさんのアーティストトークが開催されます。
ゴス展が開幕して1ヶ月あまりたちました。
ピュ〜ぴるさんはお正月少しお休みをとったあと、
休館日に展覧会会場で、ドレスの仕上げを続けています。
そんなピュ〜ぴるさんのアーティストトークが明日、1月26日(土曜)の午後3時から、
横浜美術館円形フォーラムで開催されます。
日時:2008年1月26日(土曜)午後3時〜4時
会場:横浜美術館円形フォーラム
料金:無料(定員100名)
みなさまぜひお誘いあわせのうえお越しください。
2007年12月21日
明日からいよいよ、GOTH展はじまります!
明日、12月22日(土曜)より、横浜美術館の今年度最後の企画展
「GOTHーゴスー」がはじまります。
アーティスト・イン・ミュージアム横浜で滞在していた二人のアーティストDr.ラクラとピュ〜ぴるが出品するこの展覧会。
リッキー・スワロウ、束芋、吉永マサユキ、イングリッド・ムワンギ・ロバート・ヒュッターといった、そうそうたるメンバーで、「ゴス」の概念を視覚的に伝えています。
展覧会を明日に控え、夜9時をすぎても、ピュ〜ぴるさんは展示室で、出品作品の制作を続けています。
↑制作中のピュ〜ぴるさん
たくさんのボランティアの人たちにささえられ、
裾9メートルのウェディングドレスが姿をあらわしました。
↑展示室での作業の様子
周囲の壁面には、ピュ〜ぴるさんが横浜トリエンナーレ2005の終わり頃から撮り始めたセルフポートレイトのシリーズが展示されています。
幼い頃から感じてきた心と体の不一致。
その深い闇と真っ向からむきあってきたピュ〜ぴるさんの表情が、だんだんとかわっていくのがみてとれます。
一方、Dr.ラクラはすでに展示を終了。
横浜生まれの新しい作品がたくさん展示室に並んでいます。
展覧会は明日10時から!3時からはグランドギャラリーにてオープニングレセプションが開催されます。
3連休の初日、是非足をお運びください。
GOTH展インターンによるAIMYオープンスタジオ最終日(12/8)2
続いて同じくインターンの伊藤さんによるレポートです。
二人の存在はラクラさんとピュ〜ぴるさんの滞在制作を豊かに彩るものとなりました。
美術館の仕事、とりわけ、アーティストと共に過ごし、語り合うこと。
そして彼らを、彼らの作品を他の人に伝えていくこと。
1ヶ月にわたるラクラさんとピュ〜ぴるさんとの時間の中で、その事を強く感じたことが、レポートからうかがえます。
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今日は「GOTH展」オープンスタジオの最終日。12月に入って皆忙しいのか見にきてくれるお客さんは少なくなったけれど、そのかわりいくつかの取材があって、スタジオ内はけっこう賑やかだった。
「GOTH展」もいよいよオープニングの日が近づいて、取材、広報関係の仕事やイベントなどが増えている。今日は僕たちインターンもチラシの発送作業をしている作業場とオープンスタジオとのあいだを何度か行き来した。だから2人のアーティストが取材を受けている現場も詳しくは見ていない。ただただ様子を横目で見ながら、いろんな人が動くものだなと思いつつ、いつもどおりお客さんの案内をしていた。
そんなとき、1人の外国人が入ってきた。
彼はひとしきり部屋を見回すと、写真を撮ってもいいかとDr.ラクラに英語で直接交渉し、何枚か写真を撮ったようだった。その後、話しかけてみると、日本語がかなりうまい。聞いてみて分かったが、彼はある大学の博士課程で日本の近代詩を専門にしている留学生で、同時に、日米バイリンガルの情報誌(駅などに置いてあるフリーのもの)を出している人だった。それで、そのバイリンガル情報誌に何ページか紙面を割いて「GOTH展」を紹介できるかもしれない、とのことだった。
その後は広報担当の方に引き継いでもらったのでどうなったかは分からない。
それにしてもいろんな人が「GOTH展」をめぐって仕事をしているんだなということをまた実感することになった。
(GOTH-ゴス-」展インターン 伊藤雅俊/一橋大学修士課程1年)
GOTH展インターンによるAIMYオープンスタジオ最終日(12/8)1
Dr.ラクラとピュ〜ぴるさんによる滞在制作は12月8日に無事終了しました。
ラクラさんは1ヶ月、ピュ〜ぴるさんは2週間、スタジオを公開し、その後はそれぞれ、展覧会にむけての準備に本格的に着手しました。
ラクラさんは、公開期間終了後も淡々と制作を続けています。
ピュ〜ぴるさんは、たくさんのボランティアさんたちと作品の完成にむけて集中する日々です。
12月8日のオープンスタジオ最終日の様子。GOTH展インターンの岡さん、伊藤さんの二人にレポートしていただきます。
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今日の活動から、いつものように雑感。
アーティスト・イン・ミュージアムでの活動だけでなく、今日は次の展覧会である『ゴス展』の広報の仕事もやっていたので、あまりオープンスタジオのほうに顔を出す時間がありませんでした。
ただ、そのなかでも一つなかなかできない経験をさせていただきました。
ラクラさんの部屋にいたところ、ずっと作品制作をしていたラクラさんが突然作品を持ったままどこかに行ってしまいました。
10分後くらいすると作品を持って帰ってきました。
刺青を彫っていた人形の周りの汚れを水で洗って、刺青が映えるようにきれいにしていたのでした。
すると、ラクラさんは「finish」と言いながら、僕に作品をはいと手渡したのでした。
僕は作品を自分の手で持ちながら、作品をくまなく見ることができました。
実際に作品を手で持ってじっくり見ると、遠くから見ただけでは気づかないディテイルが見えてくることがあります。
普通、美術館で芸術作品を触れるところはほとんどありません。
もし僕が持っていた作品が展覧会で並べられていて、会場で触ったりしたら絶対につまみ出されます。
でも、アーティスト・イン・ミュージアムでは作家と交流する場が与えられているのですから、そういう状況も起き得るわけです。
これからもいろいろなアーティストがここで滞在制作を行うはずです。
恥ずかしがらずに作家と直接交流しましょう。
いろんな発見がきっとありますよ。
(GOTH-ゴス-」展インターン 岡肇/一橋大学修士課程2年)
2007年12月08日
ピュ〜ぴる アーティストトークレポート(12/1)
12月1日(土曜)は、グランドギャラリーでピュ〜ぴるさんのアーティストトークを開催しました。
トークは、ピュ〜ぴるさんの制作した作品と横浜トリエンナーレ2005をはじめとするこれまでの展示やパフォーマンスの様子を写真と映像でプロジェクションしながらご紹介しました。また、男性の体をもちながら女性の心で生まれたピュ〜ぴるさんが抱えた‘心の病’、自身の肉体への想い、そして愛について…これらはピュ〜ぴるさんの作品と深く結びついていることを語ってくださいました。
後半は今回のGOTH展への出品のために、現在アートギャラリー2のスタジオで制作しているウェディングドレス、それから横浜トリエンナーレ以降、撮りはじめたというポートレートシリーズのお話に。そこでは、ピュ〜ぴるさんから「純白」というキーワードが示されました。その意味は、近くGOTH展会場で明かされることでしょう。
ピュ〜ぴるさんのお話を間近で聞いていたGOTH展インターンの伊藤雅俊さんのレポートです。
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アーティストって何なのだろう?
美術館は何のためにあるのだろう?
学校で美術を勉強している者はいつもこんな疑問に行きあたるが、頭で考えると決まって答えが出なくなる。特に現代美術を勉強している僕にとっては、今のアーティスト、今の美術館が関心の的なのだけれど、途方もない値がついた一部の美術作品を皆であがめるというやり方が、美術館やアーティストにいろいろ弊害をもたらしている現状を見ていつも憂鬱な気分になってしまう。高い美術品を借りられない美術館、売れる作品を作らないと自活できないアーティスト。
ではなぜアーティストはそんなリスキーな職業を選択するのか? なぜ美術館はこういう状況で展覧会をやろうとするのか? そういうことに対する1つの解答が今日のピュ〜ぴるさんのお話のなかにあったのではないだろうか。自分の身体のコンプレックスにたいして、何かを守り、何かを解放するためのアート。必要に迫られて何かをつくり、それを発表するアーティスト、必要に迫られてそれを見にくる人たち、両者を結びつけるための美術館。
あいかわらずアートは人気が高いけれど、その存在理由を何か1つでも説明できる人を探してみると、意外と少ない。だから僕はアートに興味がある人に、アーティストの話を聞いてみることを強くおすすめしたい。特にまだそんなに有名になっていない、今まで知らなかったアーティストのほうが、生の人間の声を聞かせてくれる気がする。
(GOTH-ゴス-展インターン 伊藤雅俊/一橋大学修士課程1年)
2007年12月05日
AIMYオープンスタジオレポート(11/24)
GOTH展インターンの伊藤雅俊さんによる11月24日のオープンスタジオレポートです。
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11月 24日は、「GOTH」展出品作家によるオープン・スタジオの第 3回目が行われた。すでに2週前から公開制作をおこなっている Dr.ラクラに続いて、今週からピュ〜ぴるさんが加わった。以後2人のアーティストは展覧会に向けて隣り合わせの部屋で制作を行っていくことになるけれど、果たしてどんな展開を見せるのだろうか?
オープン準備のため、午後一番でスタジオに行ってみると、ピュ〜ぴるさんの部屋には床一面に真白い布が敷かれていた。部屋の隅にはすでに形になっているウェディング・ドレスがあって、ピュ〜ぴるさんの言う「純白」の世界が初めから広がっていた。ドレスはかなり大きなものになるようで、何人かのアシスタント、ボランティアの方々といっしょに制作を進めいくようだ。
一方のラクラは相変わらず1人で黙々と絵を描いていた。先週から始めた、壁画を思わせる巨大な絵である。ラクラがおかしいのは、描いている絵が日本のエロ漫画の模写だったり、タトゥーをいれる素材がキューピー人形だったりするのに、ひたすら真面目に制作していることだ。陽気なラテン・ミュージックをかけているのに、本人は別に体を揺らすでもなく、見に来てくれたお客さんに真摯に会釈をする。
この日は天気もよくて、今までで一番多くの人が見学に来てくれた。途中でラクラは友達といっしょにご飯を食べにいってしまったのだけれど、実はこのラクラがいない1 時間ほどのあいだに一番多くの人がやって来た。「今、部屋の主がいないんですよ……」と断りつつも、この時間にたくさんの人と話をすることができた。しばらくしてラクラが帰ってきたとき、部屋の人口はピークに達していたので、僕らは眼を合わせて肩をすくめることになった。
(GOTH-ゴス-展インターン 伊藤雅俊/一橋大学修士課程1年)
2007年11月28日
12月1日、ピュ〜ぴるさんによるアーティストトークが開催されます。
ピュ〜ぴるさんが制作を開始して、6日目。
ボランティアのみなさんが毎日いれかわりたちかわりいらして、
手作りのチュールレースをドレスに縫い付けています。


↑単純ではありますが、根気のいる作業。みなさん丁寧に作業をすすめています。
午後にはピュ〜ぴるさんも来館し、
作業の確認をし、指示を出しながら、ボディ部分の構想を練る毎日です。

↑変身の日を待つ、ボディ部分。
そんなピュ〜ぴるさんによるアーティストトークが、
今週末
12月1日(土曜)午後3時より、
グランドギャラリーにて開催されます。
当日はピュ〜ぴるさんの作品をスライドでおみせしながら、
これまでのこと、今回の作品について
お話いただきます。
当日は午後1時からDr.ラクラのスタジオも公開中。
こちらもすでに巨大なドローイングが1点完成し、
2点目の大作に挑んでいます。
いずれも無料。
みなさまのお越しをお待ちしております。
2007年11月25日
GOTH展インターンによるAIMYオープンスタジオレポート(11/17)2
続いて、同じくGOTH展インターンの伊藤雅俊さんによるレポートです。
こちらは、オープンスタジオで公開した作品についてが中心。
1週間でどんどん作業が進むようすが、
お分かりいただけるかと思います。
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ラクラが日本にやってきておよそ2週間が過ぎた。
横浜美術館のアートギャラリーは徐々に「ラクラの部屋」になりつつある。
公開制作の第2日目となる17日(土)も、私たちが朝10時に部屋を覗くと
ラクラはすでに制作を始めていた。
まず目を引いたのは壁一面に貼られた大きな紙と足下に敷かれた新聞紙だった。
紙には全体に淡い色が塗られていて、すでに人の顔が描かれはじめていた。
近くに置かれた投影機の上に原画らしきスライドが乗っているのを見ると、
どうやらこの絵はそれを紙に拡大投影してなぞっていくという方法で
制作されるらしい。
色が気になったので「アクリル・ペイントですか?」と尋ねてみると
「ノー、インクだよ」と言ってボトルを見せてくれた。
ボトルには「カラメル」とカタカナで書かれていて、
飲むこともできると冗談を言っていた。
先週はテーブルの上にこまごまとしたものが積まれていただけだったのに、
今では部屋全体をかなりダイナミックに使っている。
雑誌の写真をデフォルメしたり人形にタトゥーを施したりと、
小さなオブジェを無数に作っていくのがラクラだと思っていたから、
私は少しおどろいた。小さな機材と小さな素材を器用にあやつりながら、
朝から晩まで机にむかって黙々と制作する——テーブルの上だけで完結した現場——
そんなラクラのイメージが裏切られたのである。
1週間のあいだに増えた素材(インク、紙、さまざまな筆)は、
ラクラがひとりで画材屋に行って買ってきたものらしい。
言葉少ないラクラが異邦の地で買い物するところを想像すると少しおかしいけれど
(ほんとうにどうやって「カラメル」を見つけるのだろうか?)……
これが制作現場を覗き見ることの楽しみでもある。
(GOTH-ゴス-」展インターン 伊藤雅俊/一橋大学修士課程1年)
2007年11月24日
GOTH展インターンによるAIMYオープンスタジオレポート(11/17)1
ラクラさんが来日して10日たった、11月17日(土曜)、
ラクラさんによるアーティストトークが開催されました。
日本で本格的に作品が紹介されるのははじめてのラクラさん。
どんなきっかけでアーティストになったのか、
制作のアイディアはどこからでてくるのか、
これからどんなことをしようとしているのか。
スライドをまじえてお話いただきました。
この日は同時に、スタジオも公開中。
窓の外からみえる、大きな和紙に描かれた作品にひかれ、
何人ものお客様が興味深げにのぞいていかれました。
そんなオープンスタジオとトークの様子を、
インターンスタッフの岡肇さんがレポートします。
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「16歳のときに画家である父親に反発して家出。
しかし、美術には関心があって、正規の美術教育ではなく、
アングラな環境で様々なアーティストと交流し、多くの影響を受ける。
そのときに覚えた刺青の技術を現在の作家活動に取り入れ
現代アートの世界で活躍中。」
突然、何の脈絡もなく説明的な文章を書いたけど、
これは今日行われたアーティストトークの中で
Dr.Lakraさんが自分の経歴や作品について講演したのを、
ものすごーく乱暴に単純化して要約したもの。
もちろん、これだけでその人の作家活動を要約できるわけでないのは
よーくわかっていますよ。
だけど、この経歴だけ読むと「芸術家」としてなんかベタな感じがしない?
一般に「芸術家」ってどんなイメージが持たれているのだろう?
いくつか極端な例を出してみましょう。
例えば、ゴッホ。
精神に変調をきたして、自分の耳を切るなどの数々のエピソード。
最終的にはピストルで自殺。
例えば、モディリアーニ。
たくさんの女たちと浮名を流し、酒と麻薬に溺れ、生活は荒廃。
最後は結核に体をむしばまれ、若くして亡くなる。
日本だって作家なら、芥川、太宰、三島、川端など自ら命を断つ例は数え切れない。
要は、「芸術家」は社会から逸脱した価値観を持っているから
芸術作品を作れるみたいな神話があるような気がしません?
なんかアル中だったり、麻薬やっていたりしていて、
最後が自殺だとなお芸術家っぽいみたいな。
ここまで極端な芸術家イメージを持っている人は少ないだろうけど、
そういうイメージが流通しちゃうのは、
やっぱり普通の僕たちみたいな人間がほとんど芸術家という職業のひとと
直接に触れ合う機会がないからじゃないかなと思うわけですよ。
で、最後にDr.Lakraさんに話を戻しましょう。
これは『アーティスト・イン・ミュージアム横浜』で
直接Dr.Lakraさんと話をして受けた個人的な印象だけど、
非常に常識的で、物腰柔らかで、なおかつ作品制作に誠実な方ですよ。
つまり、言いたいことは「芸術家」といっても色々だから、
直接に交流を持ってみないとその人は見えてこないってこと。
でも、それって「芸術家」に限ったことではないよね。
まあ、いずれにしても12月8日までの毎週土曜日の1時から5時までは、
このDr.Lakraさんが作品制作している現場にいつでも見学できて、
おしゃべりもできるから気楽にプラっと立ち寄ってみてください。
(GOTH-ゴス-」展インターン 岡肇/一橋大学修士課程2年)
2007年11月23日
ピュ〜ぴるさん制作スタート
連休初日、秋晴れの23日。
GOTH展出品作家であり、この秋のAIMY2人目のアーティスト
ピュ〜ぴるさんがスタジオ入りしました。
ピュ〜ぴるさんは、裁縫やニッティングにより、
ユニークなコスチュームを制作しています。
それらを組み合わせたインスタレーションや、
実際に身にまとってパフォーマンスを行い、
妄想や強迫観念から生まれた独自の世界観を表現しています。
今回は、GOTH展に出品する作品のひとつ、
ウエディングドレスをイメージしたオブジェを、
滞在中に制作します。

↑制作する作品のイメージです。裾の長さはなんと9メートル!
初日となる今日は、滞在期間中、ドレス制作のお手伝いをお願いする
ボランティアのみなさんへのオリエンテーションからはじまりました。


↑ボランティアさんに説明をするピュ〜ぴるさん
ボランティアさんにお願いするのは、
このウエディングドレスの裾をかざる、チュールレースのとりつけ。
ミシンで縫ったチュールレースの端を切りそろえ、
ドレスのスカート部分に均等にぬいつけていきます。
まずはチュールレースのもととなる、レース生地を切ります。
今日はピュ〜ぴるさんが用意した一反の生地を切りました。

切った生地にタックをとりながら、ミシンで端を縫います。
ひたすらまっすぐにミシンをかけていく作業です。


↑ミシンでチュールレースをつくるピュ〜ぴるさん。
つくったレースの端を、ドレスに縫い付けやすいように切りそろえます。


地道な作業です。
これらをマーキングした、スカート部分にぬいつけていきます。

このような作業を繰り返し、12月22日からのGOTH展への出品を目指します。
明日は初めてのオープンスタジオ。
ピュ〜ぴるさんの作業を間近でみられます。
Dr.ラクラのスタジオも作品が増えてきました。
ぜひ様子をみにいらしてください!
そして、ピュ〜ぴるさんの作品制作をお手伝いされたい方、
制作アシスタントボランティアの追加募集を行っています。
ミシンはまっすぐ縫えればOK!
チュールレースは手縫いでしつけ(仮止め)していくので、
ざっくりと手縫いが出来る方ならどなたでも大丈夫です。
また、チュールレースの端の始末も大事なお仕事です。
応募はこちらから
ご応募おまちしています。
2007年11月16日
GOTH展インターンによるAIMYオープンスタジオレポート2
GOTH展では、アシスタントとして、
二人のインターンスタッフが夏から様々な形で展覧会づくりにかかわっています。
ラクラさんは彼らにとって、はじめて会う外国からの出品アーティスト。
作品の強烈なイメージと入れ墨という技法、
また、英語圏以外の国からのアーティストということで、
ちょっと緊張しながら、
オープンスタジオの日に初めてラクラさんと顔合わせをしました。
岡さんに続き、インターンスタッフ伊藤雅俊さんによる
オープンスタジオレポートをお届けします。
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美術館内にウィ〜ン、ジジジーという歯医者のような音。
それにつられて音のする部屋を覗いてみると、
道具が雑然と積まれたテーブルに向かって
一人のアーティストが何かを黙々と制作している。
どうやらそこにいるのは12月22日から始まる「GOTH」展のために来日した
アーティスト、Dr.ラクラのようだ。
Dr.ラクラは、古雑誌やレトロな人形を使って
グロテスクなオブジェを制作するメキシコ人アーティストだ。
「GOTH」展出品作家の一人だが、今回は「アーティスト・イン・
ミュージアム横浜」というプロジェクトに参加するため、
展覧会の1か月半前に来日した。
今後アーティストはしばらく横浜に滞在し、展覧会に向けて制作を行う。
そしてその様子は毎週土曜日、5回に渡って公開される。
実際、彼は材料集めから日本で始めた。
来日して早々に神保町と中野ブロードウェイに赴き、
怪奇マンガや昭和初期のアングラ雑誌を買い集めてきた。
それにメキシコから持ってきたというキューピー人形や人体模型。
文化の枠を超えて集められたレトロな事物が
アーティストの手によってどのように料理されるのか、とても楽しみだ。
グロテスクでゴシックなものを制作する彼だが、
会って話をしてみると人当たりは非常に優しい。
「なんとお呼びすればいいですか?」と尋ねると、
彼はか細い声で「ラクラ」あるいは「ドクトール」と呼んでほしい、と言った。
とてもおとなしく黙々と制作しているが、
英語で話しかければ気さくに話をしてくれるだろう。
公開初日のこの日、横浜での制作を、ラクラはまずレトロなキューピー人形に
入れ墨を施す作業から始めた。歯医者のような音の出どころは
タトゥー・マシーンだったのだ。
ショッキングで忌わしい意味をもつ漢字をいくつか私たちから聞き出すと、
彼はそれを面白そうに人形に彫りつけていった。


(「GOTH –ゴス-」展インターン 伊藤雅俊/一橋大学修士課程1年)
2007年11月14日
GOTH展インターンによるAIMYオープンスタジオレポート1
11月10日(土)、Dr.ラクラ来日後はじめてのオープンスタジオを開催しました。
ラクラさんは、朝からスタジオで黙々と制作。
来日3日目にして早くも数点の作品が机の上に並びました。
午後1時からはスタジオ脇のシャッターを開けて、
制作中のスタジオを公開しました。

↑スタジオ内で制作中のラクラさん。
ラクラさんにとって、日本でのはじめてのオープンスタジオの様子を、
GOTH展インターンスタッフである、一橋大学大学院2年生の岡肇さんと
1年生伊藤雅俊さんの二人がレポートします。
まずは、岡肇さんのレポートから。
**************
今日はあいにくの雨。
とはいえ、今日から横浜美術館で
『アーティスト・イン・ミュージアム横浜』と題する
プログラムが始まるのだ。
題名からだけじゃ、よくわからないとおもわれるので簡単に説明。
平たく言えば、アーティストの方が横浜美術館の一室で
作品を作るってこと。
毎週土曜日の午後は一般公開されているから、
直接に作家さんにからむことができる。
今回その滞在アーティストの一人のDr.Lakraさんが
作品制作しているアトリエに参加させてもらった。
アトリエに行ってしばらくすると、Dr.Lakraさん登場。
思っていたほど背が高くない。
メキシコ人ということでベタにあの大きなソンブレロを
かぶっていて欲しかったのだが、
それはステレオタイプが過ぎたかもしれない。
で、手始めに、挨拶から。
芸術家さんだから、これまたステレオタイプに
人嫌いで絡みにくい人ではないかと少しの不安を持ちつつ自己紹介。
すると、普通に挨拶して握手。
少し声が高めの気さくな方だった。
雨のせいなのか、初日ということもあって周知が徹底していなかったのか、
一般の見学者はさほど多くはなかった。
とはいえ、人が多くないことが逆に良いほうに転じていて、
実際にDr.Lakraさんにきがねなく話しかけたりできるので、
一般の方とアーティストが直接触れ合えるいい機会になっていた。
学芸員の方々やインターンの僕たちもDr.Lakraさんとしゃべりながら、
作品のアイデアをみんなで考えたりして、非常に楽しい時間だった。
でも、一つだけ心残りが…。
Dr.Lakraさんがタバコを吸いに外に行ったとき、
しばし談笑をしていたのだが、そこでDr.Lakraさんに
普段なんて呼べばいいか尋ねたところ。
“Lakra”もしくは”Doctor”
まだ、ファーストネームで呼ぶまでには時間がかかりそうである。
(「GOTH –ゴス」展インターン 岡 肇/一橋大学修士課程2年)
2007年11月10日
Dr.ラクラ来日!オープンスタジオを開催します。
横浜美術館、今年度最後の展覧会、「GOTH」の出品アーティスト
Dr.ラクラが11月7日に来日しました。
これから約3ヶ月、横浜に滞在し、
横浜美術館アートギャラリー2で、新作の制作を行います。

2年前、バーゼルのアートフェアでのDr.ラクラ
Dr.ラクラはメキシコ生まれ。
現在もメキシコの南、オアハカを拠点に活動を行っています。
彼は古い雑誌や絵葉書、人形などを素材に、
入れ墨の技法を用いてドローイングを施した作品や、壁画などで知られます。

Dr.ラクラ
《Untitled(ハエと紅茶)》
2007年、インク、彩色された古い絵ハガキ
Courtesy of the Artist and kurimanzutto
7日早朝成田着のメキシコからの直行便で来日したDr.ラクラ(以後ラクラさん)。
宿泊先のアパートに荷物をおいてから、午後は横浜市内を一人で探検しました。
翌日は、神保町の古書街に足を運び、
早くも新作のための素材をいろいろ集めてきたようです。
日本のアニメやマンガにも興味津々。
ラクラさんの目には日本はどのように映るのでしょうか。
そんなラクラさんの制作場所を、滞在期間中の毎週土曜日
午後1時から5時まで公開します。
入場は無料。ラクラさんもその時間帯は基本的にスタジオにいる予定です。
来週、11月18日(土曜)午後3時から4時まではアーティストトークを行い、
これまでのラクラさんの活動について、ご紹介いただきます(逐次通訳つき)。
【Dr.ラクラ滞在制作期間】2007年11月10日(土曜)〜12月8日(土曜)
【オープン・スタジオ】11月10日/17日/24日/12月1日/8日
いずれも土曜日。13時〜17時
【アーティスト・トーク】11月17日(土曜)15:00〜16:00 ※逐次通訳付き
みなさまのお越しをお待ちしています。