2007年12月01日
新井卓/横浜市民ギャラリーあざみ野で制作公開!
AIMY2006「3人のアーティスト」の滞在アーティスト、新井卓さん(写真家)が、横浜市民ギャラリーで開催される横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展2007「人々が写真と出会った時代」の関連事業で、「ダゲレオタイプ写真館」と題して制作公開を行うことになりました。AIMYでの滞在制作から約1年半ぶりのダゲレオタイプ制作公開となります。
ぜひこの機会に展覧会もあわせてご覧ください。
※「ダゲレオタイプ写真館」参加には事前の申込みが必要となります。
>>>詳しくはこちら
- -
写真古典技法制作公開「ダゲレオタイプ写真館」
フランスのダゲールにより考案された写真史初期の代表的な写真技法であるダゲレオタイプは、銀板写真とも呼ばれ銀板上に画像が浮かび上がる魅惑的な写真技法です。今回の制作公開では、レクチャーをまじえながら、参加者の皆さんにダゲレオタイプに写る体験(グループポートレイト)をしていただくと共に制作の工程をご覧いただきます。
【日時】2007年12月16日(日) 10:00 ~ 14:30(昼休有)
【講師】新井 卓(写真家)
【場所】横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室2
【定員】約30名(応募者多数の場合、抽選)
【参加費】無料
【応募締切】12月7日(金)必着
- -
横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展2007「人々が写真と出会った時代」
【会 期】平成18年12月12日(水)~12月23日(日・祝) ※会期中無休
午前10時から午後6時まで
【会 場】横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室2
【入場料】無料
【主 催】横浜市、横浜市民ギャラリーあざみ野(財団法人 横浜芸術文化振興財団)
【共 催】男女共同参画センター横浜北
【後 援】神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)、RFラジオ日本、FMヨコハマ、
横浜市ケーブルテレビ協議会
【問合せ】横浜市民ギャラリーあざみ野 045-910-5656
2007年02月26日
新井卓個展「ハーフミラー:Half Mirror」レポート
1月10日から31日まで、大阪のspace gallery roundish(スペース・ギャラリー・ラウンディッシュ 大阪市中央区北久宝寺町3-4-1 マーメイドビル4階)で開催されていた新井卓さんの個展「ハーフミラー:Half Mirror」にいってきました。
ラウンディッシュは地下鉄御堂筋線本町駅の12番出口を出て、2筋目の「船場丼池ストリート」を右折、1.5ブロック先の右手にあります。路上におかれた小さい看板が目印です。
ビルの1階は「まる食堂」というカフェ風の食堂になっています。お店の中にも新井さんの作品が展示されていました。


食堂の中を通り、奥の階段を4階まであがるとギャラリーがあります。DMにもなっている鳥と鏡の作品が入口で出迎えてくれました。

今回の出品作は1点を除きすべてカラー作品。「ハーフミラー」というタイトルにあるように、鏡やガラス、水面など、うつりこみや反射が印象的な作品が並んでいました。
鏡面ガラスに覆われた建物に映り込む木々の枝、手前で焦点があったような静物写真、そしてガラス越しに見える人物と海。画面の中で重なり合う複数のイメージを見ていると、実像と虚像の境界線がだんだんあいまいになり、立ち位置がふとゆらぐような感覚にとらわれます。


ギャラリーの中央には、横浜でおなじみのダゲレオタイプの写真が1点だけ飾られていました。
このダゲレオタイプは風景写真。新井さんのスタジオの窓からの風景を、20分かけて撮影したものだそうです。

新井さんにとって、初めての関西での個展。
新井さんらしい、静かな余韻に満ちた展覧会でした。
2006年09月20日
川島秀明ワークショップ開催決定!
8月30日に滞在制作を終えた川島秀明さん。企画展「アイドル!」(10月7日〜)での作品公開を目前に、なんと!当館 市民のアトリエでワークショップを開催することが決定しました。‘川島流アート’を体験するまたとないチャンスです。皆さんのご応募をお待ちしております。
−−
「アイドル!」関連企画/市民のアトリエワークショップ

「アイドル!」出品作家である川島秀明さんを招き、ご自身の制作についての話を直接お聞きしながら、あなたも「アイドル!」に出品するような絵をつくってみませんか。川島さんは、自分がつい好んでしまうもの、電話などをしていて無意識につい紙に走り書きしてしまうような自分の手ぐせのようなものをもとに制作がはじまるそうです。画材はアクリル絵の具を各自持参、キャンバスはS6サイズで川島さんのお手製を特別に1人に1枚ずつご用意します。
日 程:
2006年10月28日、11月11・18・25日、12月9日
(土曜日/全5回)
時 間:14:00〜16:30
定 員:15名
参 加 費:13,000円
申込締切:10月16日
申込方法:
往復はがきによる申込み。「ワークショップ名」「郵便番号・住所」「氏名(ふりがな)」「年齢」「電話番号(連絡先)」を明記の上、締切日(必着)までにご応募ください。
※ 申込みはお1人様1通まで。
※ 定員を超えた場合は、抽選とさせていただきます。
※ 参加対象は満12才以上。
【お問合せ/お申し込み】
横浜美術館 市民のアトリエ
〒220−0012 横浜市西区みなとみらい3-4-1
TEL:045-221-0366
2006年08月31日
「3人のアーティスト」グランドフィナーレ
5月22日から開始した「アーティスト・イン・ミュージアム横浜2006 ー3人のアーティストー」は8月30日をもって無事終了いたしました。最終日には3人のアーティストがそろい、この日で滞在を終える川島さんの労をねぎらいました。

↑ 左から、新井卓さん、藤井雷さん、川島秀明さん。
最終日にして初めての3ショットです。
新井さんは、初めてともいえる長期の個展を終え、ほっと一息。現在は来年1月に大阪のスペースギャラリーラウンディッシュで開催される個展に向けての準備中です。
藤井さんが出品中の「日本×画展(にほんガテン!)」の会期も残すところあと20日あまり。《絵手紙》も開幕当初に比べてだいぶ増えました。
川島さんは「アイドル!」展の出品作を完成し、来年の2月ソウルで開催予定の展覧会のための作品制作に入ります。
藤井さんと川島さんによる滞在制作と新井さんの展覧会・公開制作が混在する、イレギュラーな形ではじまった今年最初のアーティスト・イン・ミュージアム横浜。展覧会、スタジオ公開共に、大勢のお客様においでいただきました。新井さん、藤井さん、川島さんの3人のアーティストのみなさんにはもちろん、会期中アーティストや作品とお客様との橋渡しをしてくださったボランティアのみなさん、展示やトークにご協力くださった関係者のみなさまに、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
これからの活躍が本当に楽しみな3人のアーティストを、横浜美術館はこれからも応援していきます。
秋のアーティスト・イン・ミュージアム横浜2006「石田尚志(いしだ・たかし)の映像アートプロジェクト(仮称)」は11月に始動予定です。どうぞお楽しみに!
2006年08月26日
8/26スタジオ公開最終日レポート
AIMY「3人のアーティスト」もいよいよ終盤です。
8月26日に最後のスタジオ公開を行いました。
川島さんがAIMY滞在中に制作してきた大型の作品5点はすでに完成し、次回企画展「アイドル!」のカタログ制作のための撮影を終え、保管庫に収納してありましたが、最終公開日にあわせ、そのうち2点を再びスタジオに戻し、展示しました。装飾的な額に納められた新作の小品やランドマークプラザでのしりあがり寿さんのワークショップで制作した障子マンガなど、これまでの川島作品とはひと味違う作品もならびました。
夏休み最後の週末ということで、親子連れや中学生の団体などが熱心に見学していかれました。


↑壁面のメッセージもいつのまにかこんなに増えました。

3ヶ月半にわたる川島さんの滞在制作も残すところあと数日です。
2006年08月25日
3人のアーティスト − 障子マンガに挑戦
8月25日(土)、当館グランドギャラリーにて、横浜美術館夏休み特別企画「日本×画展(にほんガテン!)」関連イベントとして、しりあがり寿さんによるワークショップが開催されました。内容は、8月2日にランドマークプラザ内でのワークショップ同様、しりあがりさん考案のキャラクター「ミナトくん」と「ミライちゃん」の夏休みの一日を障子に描くというもの。
この日のワークショップは、「日本×画展」出品アーティストの皆さんの他、子どもから大人まで20組の市民参加者が一緒に障子マンガに取り組みました。もちろん出品アーティストとして藤井さんも登場。そしてなんと!この日もスタジオで制作をしていた川島さんと、8月6日に滞在を終えた新井さんも飛び入りで参加することになり、久しぶりに3人のアーティストが顔をあわせました。
↑出品アーティストとして参加した藤井さん。同じコマが続いていますが、よく見ると細かに描き込みがされています。さすがです。
↑写真家の新井さんですが、絵の腕前もなかなかです。
繊細な線で慎重に描き進めます。
↑障子マンガは2度目で手慣れた様子の川島さん。
筆運びも滑らかです。
– –
終了後、障子マンガは美術館前の広場に移され夕刻に明かりが灯されました。
この障子マンガは、「日本×画展」最終日の9月20日まで、グランドギャラリ−に展示しています。無料でご覧いただけますので、お近くにお出かけの際は、ぜひお立寄りください。
↑日も落ちた18:30頃の美術館前広場の様子。
2006年08月09日
ボランティアさんによる 8/6スタジオ公開レポート
AIMY‘3人のアーティスト’は、実は、ボランティアの方々の協力により成り立っています。新井さんの展覧会と公開制作、川島さん、藤井さんのスタジオ公開では、作品とお客様、アーティストとお客様との仲介役として大活躍しています。制作中のアーティストには、なかなか声をかけにくいものですが、そんなとき気軽に話をすることができる雰囲気をボランティアさんがつくってくれています。
今回は、そんなアーティストの間近で活動するボランティアの半澤さんに先日のスタジオ公開をレポートしていただきました。
− −
《AIMYボランティア 半澤さんによる8/6スタジオ公開レポート》
2006年8月6日(日) 晴れ
本日は新井さんの展示は、最終日を迎えました。川島さんの公開制作も行われました。藤井さんの滞在は終了してすでに「日本×画展(にほんガテン!)」で本格的に公開中です。
新井さんはセルフポートレイト撮影を行いました。現像、定着、水洗、乾燥の後、額に収まって展示作品の列に加わり、展示開始以来、順次増え続けた作品で展示室が満たされました。
今日、この展示の終了日を迎えて感じる事は、作家の皆様の大変なご苦労を痛感したことがひとつ。また、私が共に活動させていただいた仲間のボランティアの皆様の暖かいご支援とご協力に感謝します。
機会があれば、次の美術館でのボランティア活動に参加したいと思っております。 (AIMY ボランティアレポートより)
− −
《8/6スタジオ公開 写真レポート》
↓川島さんのスタジオ 200号の作品制作もずいぶん進みました。
↓新井さん、セルフポートレイト撮影中です。
ひとりカメラと向かい合い、約2か月にわたる滞在制作を振り返っているのでしょうか…。
↓ダゲレオタイプに写る自分とご対面。
↓2時間だけの公開となった幻のセルフポートレイトです。
2006年08月07日
新井卓展 終了のお知らせ
新井卓展 ダゲレオタイプによるポートレイト「鏡ごしのランデヴー Rendezvous on Mirror」は、昨日、8月6日(日)をもちまして49日間の会期を終了いたしました。
本展開催にあたりご支援・ご協力いただきました関係各位、また、ご来場いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。
2006年08月06日
撮影現場
先日、「アイドル!」展に向け、川島さんの完成した作品の写真撮影が行われました。
撮影用のまばゆいばかりのライトを浴びた作品は、まさにトップアイドルそのものといった感じでした。
無事撮影を終えた作品たちは、10月のデビューに備え、今は保管庫で静かに眠りについています。
2006年08月04日
しりあがり寿ワークショップ 「障子にマンガ、そのうえ光るよ」inランドマークプラザ
8月2日(水)午後、横浜美術館となりのランドマークプラザ内にて、横浜美術館夏休み特別企画「日本×画展(にほんガテン!)」関連イベントとして、しりあがり寿さんがワークショップを行いました。
障子の枠をコマと考え、墨と筆で、しりあがりさん考案のキャラクター「ミナトくん」と「ミライちゃん」の夏休みの一日を描くというもの。

このワークショップに川島さんが飛び入りで参加しました。
もともとは川島さんのお知り合いが参加を申し込まれていたのですが、様子を見に来た川島さんがなぜか筆をとることに。
↓

↓しりあがりさんも経過が気になる様子。

この日描いた障子は他の参加者の作品とともに8月12日までランドマークプラザ1階フェスティバルスクエアにて展示中です。そのうえ午後5時からは中に灯りがともり、また違った雰囲気になります。美術館へおいでの際にはぜひランドマークでの展示もご覧ください。

2006年08月01日
7月29日スタジオ公開日レポート
7月29日(土)はAIMYスタジオ公開日でした。
ようやく夏らしい天気となったこの日、大勢のお客様がご来場くださいました。

この日は朝から川島さんとお話するために遠方からお越しいただいた方もいらっしゃいました。新井さんや川島さんが美術館で滞在制作を行っていることがブログなどでずいぶん紹介されているようです。
熱心なリピーターの方もいらっしゃるとのこと。

アーティストとお話しにいらしても、タイミングがあわずに、直接話されないまま帰られた方もいらっしゃいました。
↓中にはこんなメッセージを残された方も。

– –
次回の公開日は8月6日(日)です。そしてこの日は新井卓展の最終日でもあります。新井さんとお話するチャンス。ぜひまた遊びにいらしてください。
2006年07月30日
梅雨明け
本日、気象庁より梅雨明けが発表されました。いよいよ夏本番です。
←美術館 アトリエのテラスで育つ朝顔
天候不良で撮影のできない日々が続いた新井さんは、あと1週間となった滞在期間の好晴を祈りながらポートレイト撮影に取り組みます。また、川島さんはこの日、滞在80日目をむかえました。つのる暑さの中、残る滞在期間30日間「アイドル!」展にむけて制作を続けます。
そして、いよいよAIMY2006は、今秋から新たな活動を始動します。
最新情報は、このAIMYブログで随時発信予定です。
どうぞご期待ください。
2006年07月25日
200号のキャンバス
横浜美術館での制作が3ヶ月目に入った川島さんのスタジオ。
5点目となる200号のキャンバスが、地塗りを終え、壁にかけられました。

↓真っ白な200号を前に、黙々と小品を制作する川島さん

↓スタジオの壁もだいぶ賑やかになってきました。

↓ちなみに、こちらは新井さんのスタジオの壁面。

川島さんにまけずおとらず、こちらも個性的です。
2006年07月24日
新井卓展 —展示替え—
7月20日(金)の閉館後、新井卓展の展示替えを行いました。
これまでも新たに制作した作品を少しずつ展示に加えてきましたが、この日は美術館で滞在制作した作品を旧作と大幅に入れ替えたほか、展示の順番も少し変えました。
現在、28点を展示中、そのうち約半数は美術館で制作したものです。
展覧会の閉幕まであと2週間、新井さんのこだわりの展示をぜひお見逃しなく!

2006年07月23日
7/22 クロストーク「新井卓x竹内万里子」レポート
7月22日(土)の午後1時より、アートギャラリー1にて、新井卓さんと写真批評家の竹内万里子さんによるクロストーク「なぜいまダゲレオタイプか?—消えていく写真、残される時間—」が開催されました。

竹内万里子さん(↑)とスライドを操作する新井さん(↓)

「消えていく写真、残される時間」というフレーズについての対話からはじまったトーク。竹内さん自身のダゲレオタイプ撮影体験(竹内さんは会場内で上映されている新井さんのダゲレオタイプ制作過程紹介ビデオの被写体として登場されています)や、ダゲレオタイプ技法についてのお話をなど経て、新井さんが現在も制作しているダゲレオタイプ以外の写真作品をスライドで紹介しながら1時間ほど対談を行いました。前回の小林美香さんとは違った視点から新井さんの作品の魅力が語られた充実したひとときでした。
トークの後、聴講されたお客様30数名のうち、希望者を募り、ダゲレオタイプで集合写真を撮影しました。当日は曇天だったものの、幸い撮影中に空が明るくなり、10数名の参加者は美術館の正面入口前に並んで8分間という時間を共有しました。

撮影後、全員でアートギャラリー1に戻り、参加者の前で現像を行いました。15分ほどライトをあて、像がうっすら浮かび上がったところで、トークはお開きになりましたが、参加者はその後もギャラリー内で新井さんや竹内さんを囲んで熱心に質問をしていました。

この日撮影した集合写真も現在展示しています。
竹内万里子さん、ありがとうございました。
− −
この日はスタジオ公開日でしたが、川島さんはこの日から開幕する水戸芸術館「ライフ」展(10月9日まで)のオープニングに出席するため、終日不在でした。

2006年07月21日
クロストーク「新井卓 × 竹内万里子」 のご案内
明日は、AIMYスタジオ公開日です。
公開に併せ、クロストーク第3弾 「新井卓 × 竹内万里子」 を開催します。
新井さんのこれまでの活動をよく知る写真批評家 竹内万里子さんをゲストに迎え、作品の魅力に迫ります。
皆さまのご来場を心よりお待ちいたしております。
クロストーク / 新井卓×竹内万里子(写真批評家)
「なぜいまダゲレオタイプか? ─消えていく写真、残される時間─」
日時:2006年7月22日(土) 13:00〜15:30
会場:横浜美術館 アートギャラリー1
※当初アートギャラリー2を予定していましたが、会場が変更となりました。
定員30名、先着順、聴講無料
– –
竹内万里子(たけうち まりこ)
1972年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、東京綜合写真専門学校中退、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(芸術学)。「アサヒカメラ」「スタジオボイス」など各メディアで写真批評活動を展開。主な連載に「写真展を歩く」(「アサヒカメラ」)、「PICK UP PHOTO」(「流行通信」)など。そのほか展覧会カタログ、写真集、事典などに多数寄稿し、国内外の写真祭でレビューアーや講師を務める。コーディネイター、キュレイターとしても国内外の写真家を積極的に紹介し、大小様々な展覧会を制作。
早稲田大学非常勤講師、東京国立近代美術館客員研究員。
2006年07月20日
Pickup:新井卓展 —ダゲレオ日誌 —
新井さんのダゲレオタイプによるポートレイト展「鏡ごしのランデヴー Rendezvous on Mirror」。会期も残すところあと2週間ばかりとなりました。もうご覧になりましたか?
会場となっているアートギャラリー1にはダゲレオタイプ作品の展示以外にも、実際に制作を行うワーキングスペース、作品への理解をより深めていただくための制作工程の上映や参考書籍の列ぶ資料コーナーなどがあり、いたるところに見どころがあります。
そこでAIMYブログでは、それらにスポットをあて毎回少しずつご紹介していきたいと思います。
↓ 今日は「ダゲレオ日誌」をピックアップ ↓
それは、会場内中央の白いベンチの上にそっと置いてあります。
「Rendezvous on Mirror Diary 2003.8.31〜」と記された黒い小さなノート。そこには新井さんがダゲレオタイプを始めた2003年からの撮影記録やその過程での試行錯誤、ダゲレオタイプに対する想い、また制作を通しての人との出会いや再会の様子が詳細に綴られています。
今日は特別に新井さんより「ダゲレオ日誌」をAIMYブログに投稿いただきました。
− −
7/13
滞在制作も、気がつくと折り返しを過ぎた計算になる。
このところ上手く撮りきれないような、よく分からない歯がゆさにつきまとわれていたので、気持ちを仕切り直して、わたしがよく知っている人々に再び向き合う事にした。
12日はN先生にお会いするため、荻窪へ。時折雨粒が落ちかかる空模様の下、祈るような気持ちで車を走らせる。撮影の直前、一時だけ雲が切れ辺りが明るくなってくる。撮れるのは一枚だけ、と覚悟を決めてカメラをセットし、6分間の露光に向かった。日吉に在学中わたしは良い生徒ではなかったが、本当の意味で撮り始めたとき、35mmの原点はN先生との出会いにあった、と気付かされた。こんな風に再会できて本当に嬉しい。
今日は、仙台から休暇をとってやってきたSを撮影。真夏の様な陽射し、たくさんの子供たち。この場所に立つのは一体何年ぶりだろう?
ポートレイトの難しさ。シンプルに正面から構えるとき、ポートレイトは鋭利な鏡みたいだ。
(2006年7月13日 新井卓 ダゲレオ日誌より)
− −
会場で作品をご覧になった後、ゆっくりお読みいただきたい一冊です。
2006年07月19日
7/15 AIMYスタジオ公開 &「日本×画展」開会式レポート
横浜では4日連続の真夏日(最高気温34.7℃)となったこの日、AIMY参加アーティストの藤井雷さんが作品を出品する「日本×画展(にほんガテン!)」が初日を迎え、開会式が行われました。式には藤井さんはじめ、松井冬子さん、しりあがり寿さん、中村ケンゴさん、小瀬村真美さん、中上清さんの6人の出品作家の皆さんにご参列いただきました。
↑グランドギャラリーでの開会式の様子。
(壇上、着席している左から3番目が藤井さん)
↑藤井さんの作品《絵手紙》展示の一角。
− −
一方、アートギャラリーでは今週も新井さん川島さんのお二人がスタジオを公開。
川島さんのAIMY滞在中4作目となる制作途中の作品の前では、高校生のお客様が熱心に見学していました。
川島さん、ひとたび筆をやすめてご案内中です。
− −
次回のAIMYスタジオ公開日は、7月22日です。
公開に併せ、クロストーク第3弾 「新井卓 × 竹内万里子」 を開催します。
▶ AIMYクロストーク / 新井卓×竹内万里子(写真批評家)
日時:2006年7月22日(土) 13:00〜15:30
会場:横浜美術館 アートギャラリー1
※当初アートギャラリー2を予定していましたが、会場が変更となりました。
定員30名、先着順、聴講無料
2006年07月15日
「日本×画展(にほんガテン!)」関連ワークショップ
横浜美術館夏休み特別企画「日本×画展(にほんガテン!)ーしょく発する6人」の出品作家、中村ケンゴさんによるワークショップ『マイ・スピーチバルーン・イン・ヨコハマ』に、藤井さんと川島さんが飛び入りで参加しました。

中村ケンゴさんの作品に登場するスピーチバルーン(マンガのふきだし)。このワークショップでは参加者が自分の好みの形のスピーチバルーンをつくり、そこにメッセージを書き込んで、ポートレイトを撮影します。
横浜市立の高校生を対象としたこの日のワークショップでは、25人の高校生や引率の先生方にまじり、二人もスピーチバルーンを制作しました。

↑スピーチバルーン制作に取り組む二人と中村ケンゴさん。

↑できあがったスピーチバルーンを持っていざ撮影!
2006年07月14日
明日は、AIMYスタジオ公開日& 「日本×画展」初日!
明日はAIMYスタジオ公開日です。そして、なんと当館企画展示室では、AIMY参加アーティスト藤井雷さんが作品を出品する「日本×画展(にほんガテン!)ーしょく発する6人」がスタートします。
藤井さんの作品《絵手紙》は企画展示室側のエスカレーターをあがったすぐのところからはじまり、展示室の中を何周もしたあと、展示室前のホワイエまでひろがってゆく壮大なインスタレーションとなっています。また、AIMY参加期間中に制作した絵巻作品の表装もしあがり、展示を待つばかりとなっています。藤井さん自身、はじめてすべてをつなげてみるという400通以上の《絵手紙》、そして新作の絵巻をぜひみにいらしてください。
- -
「日本×画展(にほんガテン!)ーしょく発する6人」
会期:2006年7月15日(土曜)から9月15日(水曜)まで。開館時間10時
から18時まで(金曜日は20時まで)。
休館日:毎週木曜日
詳細につきましては「日本×画展」ホームページでご覧ください。
2006年07月13日
7/9 スタジオ公開レポート
7月9日は、すっかり週末の恒例となってきましたAIMYスタジオ公開日。
藤井雷さんが6月30日に滞在制作を終えたため、新井さん、川島さんのお二人が制作現場を公開しました。
この日は展示室休室にかかわらず、子どものアトリエ「親子のフリーゾーン」に参加した元気な子どもたちやスタジオ(アートギャラリー)に隣接するレクチャーホールで開催された「イメージフォーラム・フェスティバル2006」にご来場のお客様にもスタジオにお立寄りいただきました。
↑前日に撮影し、定着処理を終えたダゲレオタイプに金調色を施している新井さん。
この工程で銀画像を金でコーティングすることにより、像の色調の整え、保存性を高めるそうです。
公開日は、このように間近で制作を見学する事ができます。
2006年07月03日
7/1 クロストーク 「新井卓×小林美香」 レポート
7月1日(土)は、AIMYのスタジオ公開と併せて、クロストーク「新井卓×小林美香(写真研究者)」を開催しました。当日は曇空に小雨のぱらつくあいにくのお天気でしたが、会場には定員を超える約40人の方にお集りいただきました。
トークでは、「鏡面を突き抜けて ダゲレオタイプの時空間」をタイトルに、新井さんがダゲレオタイプの他に白黒やカラーのフィルムで撮影した写真作品や、ウジェーヌ・アジェ、ウィリアム・エグルストン、マイケル・スノウなどの作品を例にとりながら、ダゲレオタイプが持つ鏡の要素と新井卓作品に共通する「写り込み」や「表面の質感への感覚」についてお話いただきました。
後半は、小林さんの被撮影体験談と撮影した小林さんのポートレイトの定着からギルティング(金調色)までの工程を公開。銀板に像が浮かび上がる様子に驚きの声があがりました。この作品は、アートギャラリー1でご覧いただけます。
小林美香さん、ありがとうございました。
↑対談中の新井さん(右)と小林さん(左)。
2006年06月30日
6/24スタジオ公開日レポート
6月24日(土)は、AIMYのスタジオ公開日でした。
アートギャラリー1では、展覧会を開催中の新井卓さんがダゲレオタイプ撮影を行い、アートギャラリー2では、藤井さんと川島さんがそれぞれの制作現場を公開しました。
梅雨の晴れ間となったこの日は、イサム・ノグチ展閉幕2日前、またグランド・ギャラリーでは巨大な赤いドレスの作品(砂山典子《むせかえる世界》)が公開中ということもあり、終日にぎやかでした。
次回のスタジオ公開日は明日、7月1日(土)です。午後1時より新井卓さんと写真研究者の小林美香さんとのクロストークがアートギャラリー1にて行われます(当初アートギャラリー2を予定していましたが、場所が変更となりました)。ご来場を心よりをお待ちしています。

アートギャラリーへの入口。

オープンスタジオの様子。手前のコーナーで資料をみたり、メッセージを書いたりすることができます。
6/24スタジオ公開日レポート
6月24日(土)は、AIMYのスタジオ公開日でした。
アートギャラリー1では、展覧会を開催中の新井卓さんがダゲレオタイプ撮影を行い、アートギャラリー2では、藤井さんと川島さんがそれぞれの制作現場を公開しました。
梅雨の晴れ間となったこの日は、イサム・ノグチ展閉幕2日前、またグランド・ギャラリーでは巨大な赤いドレスの作品(砂山典子《むせかえる世界》)が公開中ということもあり、終日にぎやかでした。
次回のスタジオ公開日は明日、7月1日(土)です。午後1時より新井卓さんと写真研究者の小林美香さんとのクロストークがアートギャラリー1にて行われます(当初アートギャラリー2を予定していましたが、場所が変更となりました)。ご来場を心よりをお待ちしています。

アートギャラリーへの入口。

オープンスタジオの様子。手前のコーナーで資料をみたり、メッセージを書いたりすることができます。
2006年06月29日
3人のアーティスト(3)川島秀明さん
今年のAIMYの最初の入居者である川島秀明(かわしま・ひであき)さん。「リトルボーイ」展など話題の展覧会に参加し、この7月には水戸芸術館で開催される「LIFE」展にも出品するなど、注目のアーティストです。この秋当館で開催する企画展「アイドル!」の出品作家である川島さんに、展示空間と同じ屋根の下で、新作を制作していただくこととなりました。
川島さんはAIMY正式スタートの10日前、5月12日から美術館に入りました。場所は、以前ミュージアムショップのあった場所に新たにできたアートギャラリー2。窓があり、カーテンをあければ外がみえるこの場所で、たいていは朝9時半すぎから閉館後、遅いときには11時近くまで制作に取り組んでいます。
写真は開始から3日目、5月15日の制作風景。

5月19日にはこの状態に。

正面むかって右側がガラス戸になっており、制作の様子が常に外から見えてしまうという、非常に過酷な状況のなか、『アイドル』展の出品作家として自分も見られる対象となることをあえてひきうけて下さった川島さん。
すでにこの作品は完成しています。スタジオ公開日にご覧いただくことができるかもしれません。
2006年06月28日
クロストーク 「新井卓×小林美香」のご案内
今週末7月1日(土)クロストークを開催します。
今回は、新井卓さんと関西を中心に活躍されている写真研究者の小林美香さんとの対談です。
実は新井さん、昨年刊行された小林美香さんの著作『写真を〈読む〉視点』(青弓社)の表紙を飾る‘鏡’の写真を撮影しています。そして、再び‘鏡’の写真(ダゲレオタイプ)を介して横浜で出会う事となりました。‘鏡つながり’な、お二人の対談をどうぞお楽しみに。
当日のお天気によっては、クロストークにご参加いただいた皆さまのダゲレオタイプ集合写真撮影も予定しています。
皆さまのご参加をお待ちしております。
クロストーク / 新井卓×小林美香(写真研究者)
「鏡面を突き抜けて ダゲレオタイプの時空間」
日時:2006年7月1日(土) 13:00〜15:30
会場:横浜美術館 アートギャラリー1
※当初アートギャラリー2を予定していましたが、会場が変更となりました。
定員30名、先着順、聴講無料
−−
小林 美香 (こばやし みか)
写真研究者。大阪成蹊大学、京都造形芸術大学非常勤講師。(写真史、デザイン、現代美術論などを担当)
写真に関するレクチャー、ワークショップの企画を行うほかに、写真関係の雑誌記事の執筆、翻訳などをてがけている。
著書『写真を〈読む〉視点』(青弓社、2005)がある。
2006年06月27日
3人のアーティスト(2)藤井雷さん
藤井雷(ふじい・らい)さんは、横浜、山手で育ったハマっ子。横浜美術館の夏休み特別企画「日本×画展(にほんガテン!)」が美術館での初めての作品発表となります。
「日本×画展」では、2002年から今まで、藤井さんがほとんど毎日自分や家族、友人あてに送り続けてきた『絵手紙』約500通を一挙に展示するほか、AIMY滞在中に制作する水墨による全長10メートルにおよぶ新作の絵巻を展示する予定です。
新作のためにマレーシアに取材旅行に行っていた藤井さんの入居を待つアトリエ。アートギャラリー2の奥側にあたります。壁のむこうでは川島さんが制作中。

写真は5月22日、開始当日の藤井さん。

手前にみえる紙が新作用の和紙。
これまでは一般の来館者として、横浜美術館の常連さんでもあった藤井さん。
じっくりマイペースに仕事をしています。
2006年06月26日
3人のアーティスト(1)新井卓さん
今回参加してくださっている、3人のアーティストを順番にご紹介します。
新井卓(あらい・たかし)さんは、写真史上最初期の技法であるダゲレオタイプ(銀板写真)で、家族や友人、知人のポートレイトを撮影してきました。ダゲレオタイプといってもあまりなじみのない技法かもしれません。銅板に銀メッキをし、鏡面加工をほどこした銀板面にヨウ素をあて、感光性を与えます。ダゲレオタイプは感度が低いため数分から数十分の露光時間が必要となります。屋外で撮影後、紫外線をカットした光をあてて現像(ベッケレル・プロセス)すると、鏡の表面にイメージがうかびあがってきます。何度みても不思議な技法です。そうしてできあがった作品は現在アートギャラリー1で開催中の個展「新井卓展 鏡ごしのランデヴー Rendezvous on Mirror ダゲレオタイプによるポートレイト」(~8/6 10:00〜18:00、入場は17:30まで。入場無料)にて展示中。ぜひ直接会場に足を運んで実物と向き合っていただけたらと思います。

撮影準備のため、ひたすら銀板をみがく新井さん。この作業が2〜3時間続きます。

銀板にヨウ素をあて、準備万端ととのったところで、屋外に撮影にでかけます。
撮影場所は、モデルさんと相談してきめます。

この日(5月22日)は晴れ。風が少し強いけれど、からっとして光のあふれるダゲレオ日和。
撮影準備中の新井さんと、それをみまもる藤井、川島両氏。
この日に撮影したダゲレオタイプ作品も現在アートギャラリー1で展示中です。
2006年06月23日
AIMYはじまりました。
昨年から始動した「アーティスト・イン・ミュージアム 横浜」は、アーティストが横浜美術館を中心に、長期間滞在しながらの作品制作、ワークショップ、スタジオ公開、クロストークなど様々な活動を行うLIVE感覚満載のアートプロジェクトです。
現在、2006年第1弾として、新井卓(あらい・たかし)、藤井雷(ふじい・らい)、川島秀明(かわしま・ひであき)の3人の若手アーティストが滞在制作しています。
このブログでは、3人の制作の様子や、「アーティスト・イン・ミュージアム 横浜」の最新情報を随時アップしていきます。
明日、24日はスタジオ公開日です。アートが生み出される現場を直に見学できる貴重な機会です。たくさんの方の御来館をお待ちしております。
会場であるアートギャラリー2からの外の眺めです。
