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2008年08月29日
台湾の現代美術家 侯俊明(ホウ・チュンミン)さん、滞在制作プロジェクト 《ワークショップ参加者を募集いたします》
※a)インタビュードローイング制作のみ定員となりましたので締め切りとさせていただきます。
ご参加いただいた皆様まことに有り難うございます。
b)ドローイングワークショップはまだまだ募集を受け付けております、皆様のご応募をお待ちしております。
アーティスト・イン・ミュージアム横浜では 9月8日(月曜)から10月31日(金曜)まで、
台湾の現代美術家、侯俊明(ホウ・チュンミン)さんによる、滞在制作プロジェクトを行ないます。

制作中の侯俊明(ホウ・チュンミン)さん
侯俊明さんは1963年生まれ。台湾国立芸術学院卒業、台湾コンテンポラリーアートの旗手として第46回ヴェネツィアビエンナーレ('95)など、数々の国際展に出品している台湾を代表する現代美術家です。
この9月より約2ヶ月間、日本に滞在し、横浜美術館にて制作を、黄金町バザールにて発表を行ないます。
期間中には「亞洲人的父親」- Asian Father - と題した、2種類のワークショップを開催いたします。
参加ご希望の方は、下記の要領でお申込みください。皆様のご応募をお待ちしております。
【詳細】
侯さんは、瞑想と対話を通して自分と他者との関係について考え、絵画と文章とで表現しています。横浜での滞在制作中、侯さんは自分自身と家族、特に自分の父親との関係に着目し、「お父さん」をテーマに制作を行ないます。
そこで、横浜に住む様々な人たちに、その人の「お父さん」についてのお話をうかがいながら、作品の制作を行なうプロジェクトを実施します。
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侯俊明(ホウ・チュンミン)
「亞洲人的父親」ー Asian Father ー
アーティストととのコラボレーションによる作品制作に参加してみませんか?
a)インタビュードローイング制作
侯さんが貴方に直接「お父さん」についてのお話をうかがいます。お話をもとにうかんだイメージを、侯さんが絵に描きます。また、お話をもとに、侯さんが短い文章をつくり、絵画に添えます。あなたと侯さんとの共同作業によってもひとつのドローイング作品がうまれます。
※通訳あり(中国語-日本語)。1回に2時間程度。
※完成作品は10月23日より11月30日まで、黄金町バザール内「横浜美術館with黄金町バザール」で展示されます。また、展示終了後は、侯俊明さんが作品の権利を所有します。
日時:2008年9月9日(火曜)から24日(水曜)のうち木曜日以外の日。
10時00から12時00、または14時00から16時00
定員:18名
参加費:無料
b)ドローイングワークショップ
テーマである「お父さん」について、市民の皆さんとの共同制作を行ないます。参加者それぞれがご自分と参加者の顔を描き、出来上がった絵からイメージされる、貴方自身とお父さんとの似ているところ、違うところを参加者全員で話し合います。
アーティストと共に絵を描く事と、対話を通して、自分と家族について考えるワークショップです。
【スケジュール】
黄金町バザール
日時:2008年10月11日(土曜)13時00から17時00
会場:黄金町バザールワークショップステーション
横浜美術館
日時:2008年10月12日(日曜)13時00から17時00
会場:横浜美術館 円形フォーラム
定員:各回8名
参加費:無料
《申込み方法》
FAXによるお申し込み。申し込み専用FAX用紙をダウンロードし、希望日時をチェックのうえ、FAXにてお申し込みください。
※先着順
詳しい資料はこちらからダウンロードしてください。
▶インタビュードローイング制作参加者募集
(PDF/1p案内,2p申し込みFAX用紙)Download file
▶ドローイングワークショップ参加者募集
(PDF/1p案内,2p申し込みFAX用紙)Download file

Patron saint of 47 age-Broad mind ,Set of 10, 2007

Hou's convey a message of eight-Mi Dou's Father,Set of 8,2007
お問合せ
横浜美術館(横浜市芸術文化振興財団・相鉄エージェンシー・三菱地所ビルマネジメント 共同事業体)
220-0012 横浜市西区みなとみらい3-4-1
tel:045-221-0300(代) fax:045-221-0145
(横浜美術館 アーティスト・イン・ミュージアム横浜 担当)
10時00 から18時00 木曜日休館
2008年08月26日
藤井雷さんの個展が開催されます。
2006年「三人のアーティスト」の参加アーティストである、
日本画家の藤井雷さんの個展「風のたより」が、
9月2日より9日まで、東京、新橋の「アートギャラリー閑々居」にて開催されます。


↑展覧会初日の会場の様子。
藤井さんにとっては、昨年1月から2月にかけて開催された横浜の大佛次郎記念館での展示以来、約1年半ぶりの個展になります。
今回は扇子にしたてた作品を出品するとのことです。

↑ライブで太鼓の演奏をする藤井雷さん
伝統的な「扇面」に展開する、藤井さんの水墨画の世界。
ぜひ足をお運びください。
2008年08月20日
OFF SITE 2008 滞在制作スタジオ撤収の様子
8月18日月曜日、19日火曜日
アーティスト・イン・ミュージアム横浜 OFF SITE 2008、滞在制作終了翌日より、早速撤収作業が行われました。
二日間に渡り、アーティスト本人により行われた撤収作業の様子をお伝えします。
相田、山本スタジオでは次々に作品が梱包されていきます。



相田さんは二日後、今回このスタジオにて制作された「クロック」とともにタイへ向かう為、作品を旅行用トランクに収納。
トランクのサイズに合わせてつくられたかのようにピッタリと収まりました!

↓相田さんインタビュー用自転車「サワディカー」とも暫しのお別れです。

↓山本さんスタジオ入り初日にお手伝いいただき、組み立てた壁を、
今回は相田さんにも協力いいただき撤去しました。

お二人のご協力により、スタジオ撤収は無事終了いたしました。



このブログでは引き続き、お二人の今後の活動をお伝えしていきます。
お楽しみに!
『アーティスト・イン・ミュージアム横浜
滞在制作プログラム OFF SITE 2008 』
成果発表展:2009年2月7日(土)から 3月1日(日)まで
会場:アートギャラリー1,2 (予定)
2008年08月18日
OFF SITE2008 滞在制作最終日!第5回 オープンスタジオを開催しました。
8月17日日曜日
横浜美術館企画展「わたしの美術館」最終日で賑わうこの日、アーティスト・イン・ミュージアム横浜 公募企画 OFF SITE 2008 も遂に滞在最終日を迎えました。
最後のオープンスタジオが開催された当日の様子をご紹介します。
↓当日スタジオ入り口の様子。
制作された作品もスタジオの外でお客様をお出迎えしています。

↓相田ちひろさんのスタジオ。
2月の成果展で展示される作品が壁に数点展示されています。

↓今回の相田さんのプロジェクトで行われた、横浜で出会ったタイの方への
インタビュー記録映像の一部を上映しました。
(ドキュメンタリー撮影:東京藝術大学大学院 松崎氏)

↓相田さんはいつもの様に制作を続けながら、来場された方からの質問等、丁寧に答えています。

↓山本篤さんのスタジオでは今までの作品や、今回撮影した映像素材を上映しました。
デッキチェアにもたれながら、ゆるやかな鑑賞会です。

↓そんなオープンスタジオの合間を縫い、小雨の降る中、インターンの川村さんも出演して、山本さん今回の滞在最後の作品撮影が行われました。
(館内外の至る所で様々な人が白い大旗を振る映像作品)




↓OFF SITE 2008 審査員の一人でもある、みかんぐみの曽我部昌史さん初来場!
最終日にして初の三人での写真です。

アーティスト・イン・ミュージアム横浜 OFF SITE 2008
滞在日数 計 44日間。
開催イベント:オープンスタジオ 5回、アーティストトーク 1回。
雨にも関わらず、沢山の方々にご参加いただき、無事滞在制作最終日を迎えることができました。皆様有り難うございます。
そして、これから来年の2月に開催される成果展に向け制作が続きますが、
相田ちひろさん、山本篤さん、お疲れさまでした!!
次回、成果展にて二人の新作がご覧いただけます。
皆様のお越しを同会場にてお待ちしております、
是非、足をお運びください!
『アーティスト・イン・ミュージアム横浜
滞在制作プログラム OFF SITE 2008 』
成果発表展:2009年2月7日(土)から 3月1日(日)まで
会場:アートギャラリー1,2 (予定)
2008年08月16日
OFF SITE 2008オープンスタジオ、明日8月17日が最終日です!
7月5日からはじまりました今年のアーティスト・イン・ミュージアム横浜「OFF SITE 2008」、相田ちひろさんと山本篤さんの滞在制作も、残りあと1日となりました。
相田さんは、現在オリジナルデザインの「クロック(ソムタムを作るための道具)」仕上げの作業に余念がありません。
インタビューをしたタイの人たちは合計24人。様々なバックグラウンドをもつ人との出会いによって、たくさんの作品アイディアが登場しました。
これからそれらをタイに持っていくことになります。
↑憩いの空間も明日限り!
山本さんは、映像作品の撮影が一段落。とりためた映像を整理し、これから編集作業に入ります。
↑制作途中のペインティング。
↑今回の滞在制作の記録映像を撮影中の松崎さん(東京藝術大学大学院)のインタビューに答える山本さん。
滞在最終日となる明日17日のオープンスタジオでは、
今回撮影した映像素材を一部特別上映します。
また、最後のシークレット撮影もあるかも??
オープンスタジオは午後1時から5時まで。
横浜美術館のアートギャラリー2が会場です。
明日も、相田さん、山本さんと共にご来場をお待ちしております!!!
横浜美術館インターンによるアーティスト・イン・ミュージアム横浜 0FF SITE 2008 オープンスタジオレポート4【5】
2008年8月9日(土)
滞在制作開始より一ヶ月と5日が経過し、制作も佳境を迎えたこの日、横浜美術館では夏まつりが開催されました。 賑やかな雰囲気の中、アーティスト・イン・ミュージアム横浜 では第4回目のオープンスタジオが開催された。
最高気温33.4度の夏真っ盛りの当日の様子をインターンの川村梓さんのレポートで紹介します。
*****
第4回目のオープンスタジオが行われた8月9日は、横浜美術館の夏まつりが開催されており、美術館正面玄関では黄金町バザール実行委員会の方々による縁日や、アマチュアジャズバンドによるライブが行われており、たくさんのお客さん達で賑わうとても華やかな一日となりました。
オープンスタジオでも、そんな夏祭りにふさわしいイベントが行われました。当日、横浜美術館に来館された方々に、ビニール袋で闘ってもらうという、アーティスト・イン・ミュージアム横浜 OFF SITE 2008 滞在作家の山本篤さんの映像作品「ビニール袋ファイト(仮)」の撮影です。グランドギャラリーの大きなスペースを用いて行われるこの闘いは、2台のカメラで撮影されました。この映像が来年の2月に行われる成果発表展で上映されるということで、黄金町バザールのスタッフの方々や一般のお客様など、たくさんの方が参加してくださいました。撮影は2回に分けられ、両方に参加された強者もいました。1回目の撮影が大きく広がって激しく動き、ビニール袋をぶつけ合うという印象だったのに対して、2回目の撮影は小さくまとまりつつも様々な方向に攻撃を繰り出す、という違った雰囲気の映像になりました。浴衣姿での参加者もおり、夏まつりならではの映像になったと思います。山本さんも非常に楽しんで撮影していたのが印象的でした。
撮影を周りでみていた方々も山本さんの映像に興味を持たれたようで、撮影後のアートギャラリー2は非常に混雑し、山本さんが必死にドローイングの説明をしている姿がよく見られました。
相田さんは、引き続きクロックを制作していました。ひたすら木を彫る、磨く、地道な作業ですが、相田さんはとても楽しそうに作業をしています。会話をしながらも相田さんの手は止まりません。どんどんとクロックの形が変わっていくのです。相田さんのクロックの完成形の図面は壁に貼られているのですが、大砲型という図面が新たに加わっていました。これからまだまだクロックは進化するようです。一体どうなるのでしょうか?完成がとても楽しみです。
相田さんのブースでひときわ目を引くのが壁にずらりと並んだ、鼻の形に穴があいた小さな家の作品達です。様々な大きさ、形をした家、それぞれに鼻を入れてみると、家ごとに違う、とてもいいにおいがします。これは相田さんがタイ人にインタビューして得た結果である、タイ人はいいにおいの物を大切にする、ということをベースに考えられているそうです。インタビューを上手く活かして作品制作をする、という今回のプロジェクトの結果がどんどん出来上がってきています。
オープンスタジオは残すところあと1回です。横浜美術館で、直に2人のアーティストさん達と話ができる最後のチャンスとなります。
ぜひ皆さん会場にお越しください!私達スタッフも、最後のオープンスタジオの良い雰囲気を余すことなくお伝えできるように、精一杯頑張ります。
川村梓(横浜美術館アーティスト・イン・ミュージアム横浜プログラムインターン/慶応義塾大学文学部一年)
2008年08月13日
日々変化する相田ちひろさんのスタジオ紹介
OFF SITE 2008参加アーティストの一人、相田ちひろさんは今回の滞在制作プロジェクトで横浜在住のタイ人にインタビューを重ね、会話で得たアイデアをもとに作品を制作しています。制作されたものの一部は実際に相田さんがタイに持参し、使用します。
今回は日々変化する相田スタジオの様子をお伝えします。
↓7月中旬より制作を始めたクロック(パパイヤサラダ等を作る道具)も、そのかたちを表してきました。

↓ある日、スタジオを訪れるとにクロックに車輪が装着されたイメージ図が描かれていました。
題して「大砲クロック」!(大砲の様な形と、タイの辛い料理からヒントを得た名前です。)
実現すると、移動も楽になり一石二鳥です。

↓早速、車輪に使用する材木を切断するため、
当館市民のアトリエ立体室の指導員からのアドバイスを受けました。

↓手ノコギリで切った方が木材を無駄なく使用できます。

↓車輪として使われる木材が用意されました。
これからどのようにかたちを変えていくか楽しみです!

↓そして相田スタジオには更なる作品が出現!

今回のインタビューでタイの男性は家事をこなし、そして洗濯物などの「いい香り」に非常にこだわりを持っている事がわかりました。それをヒントにつくられたこの作品は、タイの家をイメージしており、正面には「鼻型」の窓が開いています。
そこに鼻をあてて嗅ぐと…。




これから相田さんお作品はどのような広がりを見せるのでしょうか。
来年2月より開催される成果展にご期待ください!
『アーティスト・イン・ミュージアム横浜
滞在制作プログラム OFF SITE 2008 』
・滞在期間:2008年7月5日(土)- 8月17日(日)まで!
オープンスタジオ 8月17日(日)13:00 - 17:00
・成果発表展:2009年2月7日(土)から 3月1日(日)まで
2008年08月08日
横浜美術館インターンによるアーティスト・イン・ミュージアム横浜 0FF SITE 2008レポート【4】
2008年8月5日(火)
記録的な豪雨に見舞われたこの日、滞在アーティストの一人、山本篤さんの映像作品撮影にインターンの川村梓さんが参加しました。
悪天候にも負けず、美術館内で行なわれた当日の撮影の様子を川村さんご本人のレポートで紹介します。
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今日は山本篤さんの作品撮影のお手伝いをしました。
天気予報でも悪天候が予想されていたのですが、予想通り昼ごろからどしゃぶりの雨と激しい雷で、外で撮影出来る状況ではありませんでした。
山本さんはどうやら晴れ男のようで、今回の滞在制作期間中の撮影において雨が降ったのはほんの数回だったそうです。
悪天候の中、美術館内で撮影できるものを撮ろう、ということで、山本さんが向かった先は駐車場。そこで以前撮っていた、一つ目お面を使っての撮影の続きを行いました。この作品は、お面をかぶった山本さんがひたすらに指を鳴らしつづけるというもので、非常にシュールな作品なのですが、湿度が高く、暗く、また撮影隊3人だけの駐車場という言葉にできない空間での撮影は、私が今まで生きてきた中で最も日常からかけ離れたものでした。
↓駐車場での撮影の様子。
デジタルカメラで連続撮影をしていきます。



その後、閉館後の美術館内でも撮影は行われました。これは山本さんが美術館職員に扮しつつ、ダンボールで作ったチェーンソーを持ちながら館内をねり歩くというものです。職員の方の協力もあり、最高の照明環境の中で撮影をすることができました。
↓閉館後の美術館にて、館内の至る所
に謎の男が出没するシーンの撮影。



山本さんは構図などを決めるのがとても速く、またそれが素人目に見ても、この構図かっこいい、と思わせられるような構図なのです。山本さんの一つ一つの行動が素早い理由は、頭の中で作りたい絵がしっかりとイメージされているからだと思います。ドローイングを見ながら説明をして頂く時も、曖昧なものではなく、すごくしっかりとしたビジョンを話してくださいます。しかし、今日感じたのは、実際の映像と説明された内容は必ずしも一致しないということです。山本さんの映像は、しっかりとした枠を持ちながらも臨機応変にその形を変えています。それは、場所にあわせてだったり、今日のように天気にあわせてだったりと、理由は様々です。私が今日撮影に参加した作品以外のものが一体どうなっているのか、私にはまだわかりません。今日撮影した作品も、どのように編集されるのか未知数です。
8月9日には、オープンスタジオが行なわれますが、その中で山本さんの映像作品に希望者の方に参加していただく形式のものが行われます。どんどん変化して行く、不思議な山本さんの作品を皆さんにも体験して頂けたら嬉しいです。ぜひ、皆さん8月9日に美術館にいらしてみてください。
川村梓(横浜美術館アーティスト・イン・ミュージアム横浜プログラムインターン/慶応義塾大学文学部一年)
横浜美術館インターンによるアーティスト・イン・ミュージアム横浜 0FF SITE 2008オープンスタジオレポート3【3】
2008年7月27日(日)
この日は第三回オープンスタジオが開催されました。
急な夏の夕立にも見舞われましたが、日中はお天気の中、美術館でも様々なイベントが開催されました。
そんな当日のレポートを含め、相田さん、山本さんの制作の様子をインターンの川村梓さんが紹介します。
*****
今回は、お二人の作品についてお話したいと思います。
相田さんのブースに入ってまず目に飛び込んでくるのは、大きな壁に描かれた大きな樹の絵です。広く枝葉を伸ばした大きな木陰には、相田さんの愛車であり、今回のプロジェクトには必要不可欠なサワディー・カーが寄り添うようにして置かれています。
この樹は、相田さんが今回のプロジェクトにおいて自らの癒しを求めて描いたものですが、いまや相田さんだけではなく、私たちスタッフにも癒しを与えてくれています。
↓大きな木陰が描かれた相田スタジオの仮設壁


↓木陰の他にも、その日起こった出来事や今後の
スケジュール等が日々描き加えられています。

相田さんが裸足で制作していたのは、タイの食卓では欠かすことのできないソムタム(パパイヤサラダ)を作るためのクロックという調理器具です。
↓電動ミノで丈夫なチーク材をすり鉢状に削っていきます。


タイで一般的なクロックは、すりばち状の部分で野菜類を混ぜ、合わせるというものなのですが、相田さんのクロックは上部にあるすりばち部以外の側面にも皿のようなくぼみが作られ、ソムタムをそこに置いて食べることができるような構造になっています。今回のオープンスタジオでは、上部のすりばちを制作する作業が行われていました。
既存の伝統的な物を、伝統という良さを残しつつも自分なりにアレンジするというのは非常に難しい事だと思います。これが出来るのは、相田さんがタイの伝統や文化をよく知っているからこそであり、また更に「よくしたい」という強い気持ちがあるからだと私は思いました。
他にも、相田さんのブースの壁には今回のプロジェクトのソースともなる、タイ人へのアンケートもたくさん掛けられています。
↓一つ一つ取材して集められたタイ語のアンケート用紙。
こんなに沢山増えました!

↓赤いネックレスは、タイの芸術の神様のお守りです。

山本さんのブースには、映像作品制作に必要な様々なグッズが置かれています。これらはすべて、壁に掛けられているたくさんのドローイングを元にして制作されています。

たとえば、潜水服や、一つ目のお面、チェーンソーなどです。



潜水服やチェーンソーは、すべてダンボールとガムテープによって作られており、ボルト部なども正確に作られていたりと、細部まで凝った作りになっています。

一つ目のお面は、山本さん自身の顔を様々な方向から写真で撮って、それを自身の顔の型に貼り付けて作られたものです。実際に顔に装着したところを見ると、あまりのリアルさに寒気がします。これらの小道具を使って、山本さんは様々な映像を撮り始めています。
↓撮影した映像をもとに、アニメーションを制作中。

山本さんの作るものは、映像作品にしても小道具にしても、全てスキがあると私は感じました。映像作品においては日常風景をモチーフにしているということ、小道具においては手作り感が残っているということです。完璧に追求しようと思えば、山本さんはそれをこなすことができるでしょう、でもそこを敢えてしないことで見る人に親近感を与え、芸術に対する高い柵を低くしているように感じられます。
さて、滞在制作期間も残り少なくなって参りました。これからお二人が作っていく作品は、一体どんなものになるのでしょうか?
次のオープンスタジオは8月9日です。皆さん是非足を運んでみてください。
川村梓(横浜美術館アーティスト・イン・ミュージアム横浜プログラムインターン/慶応義塾大学文学部一年)
横浜美術館夏まつりにて、滞在アーティストによる映像作品撮影を行ないます。是非ご参加ください!
8月9日土曜日、横浜美術館では夏まつりを開催!
縁日やライブなど様々なイベントをご用意しておりますのでお気軽にお立ち寄りください。
同時に、アーティスト・イン・ミュージアム横浜ではオープンスタジオを開催しています。また、滞在アーティストの一人、 山本篤さんによる映像作品撮影会を行ないます。どなたでもご参加いただけますので、参加ご希望の方は直接会場までお越しください。
オープンスタジオ
時間: 午後1時から5時まで
会場:アートギャラリー2
料金:無料
山本篤 映像作品撮影会
時間:
第一回目 午後1時30分から2時まで
第二回目 午後4時30分から5時まで
会場:横浜美術館グランドギャラリー
料金:無料
撮影内容:
スーパーなどでもらえるビニール袋を武器に見立てて、参加者の皆様に一斉に振っていただき、その場面を撮影します。
参加方法:各回開始時間までに会場に集合してください。
作品撮影アーティスト:
山本篤(やまもと・あつし)
日常生活の中でふと感じる不穏な空気、無意識に潜む衝動や願望、違和感といった感覚を映像作品として表現しています。
http://atsushiyamamoto.com/
撮影予定の映像作品イメージ




皆様のご参加を夏のイベント満載の美術館にてお待ちしております。
是非足をお運びください!!