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2008年03月23日
平野薫/sullen展レポート「shadow of the wheel」(3/22)
3月22日は、sullenイベント「shadow of the wheel」を開催しました。
みなとみらい地区のシンボルの1つである「観覧車」。私たちは観覧車そのものの形は目にしています。でも、もう1つ、陽に照らされて生まれる観覧車の「影」が存在します。影があまりに大きすぎるため、この横浜美術館を含むみなとみらい地区にそのシルエットを映していることには、ふだん過ごしている中では気付くことがほとんどありません。sullenさんは、はるか上空から撮影されたこの地区の写真に観覧車の影を発見し、それを再確認しようということでこのイベントを思いついたそうです。
美術館の外壁に観覧車の影が映ります。
建築学科卒業のsullen制作による観覧車模型の後ろからライトをあてて影をつくるというしくみです。少しぎこちないのですが本物の観覧車のように回ります。sullenさんのつくりだした観覧車の影は、道行く人々の注目を浴びていました。
このイベント「shadow of the wheel」は、展覧会の最終日となる26日(水曜)にも18時から約30分間行います。どうぞお楽しみに。
2008年03月22日
平野薫/sullen展レポート「風はイタズラ KAZEHA ITAZURA」
sullenさんは美術館アートギャラリー1にオブジェや映像を展示するほか、会期中にさまざまなイベントを開催しています。
その中でも「風はイタズラ KAZEHA ITAZURA」は毎日行うイベント。美術館前広場でsullenさんが設定した不思議なぞろ目時間10:10、12:12、14:14、16:16に霧笛を3回ずつ鳴らすというイベントです。1日4回行うこのイベントはsullenメンバーの3人はもちろん、ご来場のお客様、美術館スタッフが交代で霧笛を鳴らしています。
↓sullen(上から孫田さん、中井川さん、黄川田さん)
↓平野薫さんも挑戦しました。
↓お客様

↓美術館スタッフ
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sullenさんは、滞在期間中に横浜を散歩している途中に港から聞こえてくる船の汽笛に横浜らしさを感じて「自分たちも鳴らしてみたい!」ということで霧笛を入手してこのイベントに備えました。
風はイタズラ。みなとみらいにお出かけの時は耳を澄ませてみてください。sullenの霧笛が風にのってみなさんに届くことがあるかもしれません。
2008年03月19日
明日3月20日2時より、クロストーク開催!
明日、3月20日午後2時より、横浜美術館グランドギャラリーにて、
OFF SITE 2007 平野薫/sullen展の記念イベントとして、
今回の公募審査員のお一人である、建築家の曽我部昌史さんをお招きして、
平野薫さんとsullenの3人とによるクロストークを開催いたします。
白熱した審査会の様子や数有るプレゼン資料の中で二組そ選出したポイントなど、
審査員としての視点からみた今回の公募プロジェクトについてお話をうかがうほか、
平野さんやsullenの新作を一緒にみてまわるギャラリーツアーを行います。
聴講無料。みなさまのお越しをお待ちしております!
OFF SITE 2007 平野薫/sullen
クロストーク 曽我部昌史x平野薫xsullen
日時:2008年3月20日 午後2時から4時まで(少し早めに終了する予定です)
会場:横浜美術館グランドギャラリー、アートギャラリー1、2
聴講無料
2008年03月18日
本日のsullenのお部屋(3/18)
ちいさいおともだちがたくさんあそびにきてくれました。
時間になったのでみんなで霧笛を鳴らしました!
いつもより多めに鳴ったかもしれません、、、。
2008年03月15日
OFF SITE 2007展はじまりました!
アーティスト・イン・ミュージアム横浜 OFF SITE 2007滞在制作の成果を発表する展覧会が本日15日からはじまりました。
展覧会はsullenのイベント「風はイタズラ」で幕をあけました。

↑写真は16時16分の回のものです。sullenの一人、孫田瑠央さんが霧笛を鳴らしています。
アートギャラリー1はこんなかんじ。

サレンの作品でうめつくされています。
アートギャラリー2では平野薫さんの近作6点を展示。

写真ではなかなか伝わりにくいのですが、窓から入る外光により見え方が変化する繊細で
美しいインスタレーションです。
グランドギャラリーには、滞在中に制作した新作"untitled -mother and child-"を展示しています。
展示は3月26日までです。
2008年03月08日
OFF SITE2007 平野薫/sullen展開催のお知らせ
OFF SITE2007プログラムの成果発表展が横浜美術館のアートギャラリー1、2、およびグランドギャラリーにて開催されます。
【展覧会概要】
「アーティスト・イン・ミュージアム横浜 OFF SITE2007 平野薫/sullen展」
会場:横浜美術館アートギャラリー1、2、グランドギャラリー
会期:2008年3月15日(土)〜26日(水)
時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
料金:100円(ワンドリンクつき)
休館日:3月21日(金)
主催:横浜美術館(横浜市芸術文化振興財団)
助成:財団法人地域創造
平野薫さんは滞在中に制作した新作をグランドギャラリーに展示するほか、
近作をアートギャラリー2に展示します。
sullenさんたちは、アートギャラリー1にオブジェやドローイングを展示するほか、
会期中毎日!イベントを開催。来場者のみなさんとともに「ニセ横浜会議準備室」を展開します。
アートギャラリー1の中には、sullenさんコーディネートによるOFF SITE カフェが開店。
チケット(100円)をお求めいただくと、もれなくワンドリンクサービス。
お茶をのみながらsullenさんの映像、sullenセレクトの本や平野さんの資料をゆっくりごらんいただけます。
詳しくはこちら>>>
OFF SITE 2007 平野薫/sullen展チラシ(表)Download file〔pdf, 540KB〕
OFF SITE 2007 平野薫/sullen展チラシ(裏)Download file〔pdf, 500KB〕
平野さんとsullenさんの2ヶ月間の成果をこの機会にぜひご覧ください!
2008年03月04日
OFF SITE 2007ボランティア学校実習生によるオープンスタジオレポート(2/23)
オープンスタジオ最終日となった2月23日は先客万来。
見守りボランティアさん3名のほか、毎週スタジオの様子をみにきてくださった常連さん、
平野さんの知人や、八戸市からの視察団など、
次々とお客様がいらっしゃいました。
その中でも、平野さんは見守りボランティアさんたちの手を借りながら淡々と作業を継続。
すでに裾が床をはうくらいまでに長くのびてきています。
sullenさんたちの構想もおぼろげながら輪郭がみえてきました。
スタジオもかなり盛りだくさんな様子になってきており、
さらに、アートギャラリー1での展示にむけて、一部移動をはじめたり、
その合間をぬっていらしたお客様とお話をしたりと、
大忙しの1日でした。
そんな最終日の様子を、ボランティア学校実習生銘苅由佳さんがレポートします。
***
2月23日
オープンスタジオ最終日。
平野さん、sullenさんの進行状況はどのように変化しているのでしょうか。
平野さんのスタジオに入ってまず目についたのは、天上から吊り下げられた衣服です。とはいえ、そこに掛けられた衣服の大部分がすでに布から糸へほぐされており、それをもう一度丁寧につなぎ合わせたものに変化していました。この制作途中の様子を、訪れた方々がご欄になる度に「投網みたい!」とおっしゃっていかれたのが面白く、平野さんも笑って聞いておられました。

スタジオの中央には1台のテーブルが置かれ、その上には手元を照らすためのデスクスタンドとパソコンがあります。必要最小限のものしかないとも言えるこの場所で、平野さんは黙々と作業を進められていました。今回、少しだけ布から糸へのほぐし作業を手伝わせて頂きました。対象となる衣服の布切れから横糸を数本抜いては、今度は縦糸を数本抜いていくといった作業を繰り返します。しかも、ほぐした糸はちゃんと元の順番のままなのですから驚きでした。

↑平野さんの作業デスク。
今はまだ手元の細かな作業の感覚が記憶に強いのですが、この作品が最終的にどのような姿で私たちの前に現れてくれるのかとても楽しみです。
一方sullenさんのスタジオは、全体に様々なものが置いてあり平野さんとは正反対でした。ある壁には横浜市内で写した人物画像が無造作にいくつも貼ってあったり、木材を繋ぎ合わせてできた木のような形をしたものにカラフルな帽子が掛けられていたり。その他、クッキーの型からソファー、植木、霧笛とあらゆるものが見られました。一体何がどうなるのかわかりませんが、なにやらワクワクするスタジオです。時折、「ウィィーンッ」という機械音も聞こえ現場感が溢れています。
そのような中でも一際目を惹いていたのが、赤煉瓦模様のマントです。頭からすっぽり被る形になっており、今回試しにメンバーのお一人である中井川さんが、このマントを身につけて美術館の正面へと出て行きました。そんな光景をスタジオ内からみなさんがそっと見守っていたのも楽しかったです。

↑赤煉瓦と緑のポンチョ。試しに着てみました。

↑赤煉瓦になりすます?中井川さん。

↑赤煉瓦を着た人と、それをみまもる孫田さん。
Sullenさんは展示期間中にも思わず吹き出してしまいそうな楽しい横浜体感イベントをいくつか行うそうなのでぜひ参加したくなりました。
お二組それぞれの「横浜」を見るのが待ち遠しくなるオープンスタジオ体験となりました。
(ボランティア学校実習生 銘苅由佳)
2008年03月03日
OFF SITE 2007ボランティア学校実習生によるオープンスタジオレポート(2/16)
毎週土曜日午後に開催していた、OFF SITE2007オープンスタジオ。
アーティストの制作場所をさりげなく公開していました。
三回目のオープンスタジオをなった2月16日には、公募審査員をつとめてくださった曽我部昌史さんが突然来訪。

↑平野薫さんの作品を撮影する曽我部さん。

↑sullenのスタジオも訪問。
いずれも初顔あわせ。制作中の作品についての質疑応答や、
ブログ用の写真撮影など、にぎやかな時間を過ごしました。
曽我部さんと平野さん、そしてsullenによるアーティストトークが、
3月20日(祝日)午後2時から4時まで、
横浜美術館のグランドギャラリーで開催されます。
お楽しみに!
その2月16日に見守りボランティアとして、参加してくださった山口めぐみさんによる
オープンスタジオレポートをお届けします。
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2月16日 土曜日
アーティスト・イン・ミュージアムのボランティアを通して、私は平野薫さんという一人のアーティストに出逢いました。お会いする前は、アーティストってどんな方だろうとどきどきしましたが、平野さんは自然体でとても優しく、本当に素敵な方でした。
初めて平野さんの作品を見たとき、「なんて素敵なんだろう」と思いました。一本一本の糸に戻されたワンピースは、とても繊細で部屋に溶け込むかのような透明感があるのと同時に、部屋の空気を変えてしまうかのような存在感があるのです。
そして当初は作品の見守りということでしたが、今回を制作のお手伝いという貴重な経験をさせていただきました。平野さんの作品は、誰かが着用していた服を「糸にほどいて、つなげる」ことで生まれます。私は今回その「ほどく」作業をさせていただきました。糸をほどくという作業は、一件簡単そうに思えますが、やってみると案外骨の折れる作業でした。途中で糸が切れてしまい、ほどけなくなってしまったり、糸を見失ってしまったりして悪戦苦闘しました。そんな手際が悪い私に、平野さんは丁寧にやり方を教えてくれました。その手つきはプロそのもので、糸がスルスルと抜けていきます。そして、今度はそれを器用な手つきで縦と横に結んでいきます。それを観て「平野さん、すごいなぁ」とつくづく感慨にふけりました。
そして平野さんがさらに「すごい」のは、その作業を毎日8時間も続けていらっしゃるところです。普通の人なら、その気が遠くなるような作業を一日で断念してしまうと思います。また「何故、そんなことをするのだろう」と思うはずです。私もそう思いました。しかし平野さんの『たぶんこの服は、一瞬にしてできた物だと思う。だけどそれを、時間をかけ糸に戻し、つなげることに何か意味があるんだと思う』という言葉に、「なるほど」と思い、感動しました。また『単純に、この服が糸に戻った姿を見てみたいと思う』と平野さんはおっしゃっていました。その言葉にはアーティストとしての純粋なモチベーションが感じられ、今でも心に残っています。
おそらく今日も平野さんは制作を黙々と続けていらっしゃると思います。私はそんな平野さんを心から応援しています。そして、作品がどんな姿になっているかとても楽しみです。
(ボランティア学校 山口めぐみ)