« GOTH展インターンによるAIMYオープンスタジオレポート(11/17)1 | メイン | 変貌する横浜美術館グランドギャラリー »

2007年11月25日

GOTH展インターンによるAIMYオープンスタジオレポート(11/17)2

続いて、同じくGOTH展インターンの伊藤雅俊さんによるレポートです。
こちらは、オープンスタジオで公開した作品についてが中心。
1週間でどんどん作業が進むようすが、
お分かりいただけるかと思います。

**********

ラクラが日本にやってきておよそ2週間が過ぎた。
横浜美術館のアートギャラリーは徐々に「ラクラの部屋」になりつつある。
公開制作の第2日目となる17日(土)も、私たちが朝10時に部屋を覗くと
ラクラはすでに制作を始めていた。

 まず目を引いたのは壁一面に貼られた大きな紙と足下に敷かれた新聞紙だった。
紙には全体に淡い色が塗られていて、すでに人の顔が描かれはじめていた。
近くに置かれた投影機の上に原画らしきスライドが乗っているのを見ると、
どうやらこの絵はそれを紙に拡大投影してなぞっていくという方法で
制作されるらしい。
色が気になったので「アクリル・ペイントですか?」と尋ねてみると
「ノー、インクだよ」と言ってボトルを見せてくれた。
ボトルには「カラメル」とカタカナで書かれていて、
飲むこともできると冗談を言っていた。

 先週はテーブルの上にこまごまとしたものが積まれていただけだったのに、
今では部屋全体をかなりダイナミックに使っている。
雑誌の写真をデフォルメしたり人形にタトゥーを施したりと、
小さなオブジェを無数に作っていくのがラクラだと思っていたから、
私は少しおどろいた。小さな機材と小さな素材を器用にあやつりながら、
朝から晩まで机にむかって黙々と制作する——テーブルの上だけで完結した現場——
そんなラクラのイメージが裏切られたのである。

 1週間のあいだに増えた素材(インク、紙、さまざまな筆)は、
ラクラがひとりで画材屋に行って買ってきたものらしい。
言葉少ないラクラが異邦の地で買い物するところを想像すると少しおかしいけれど
(ほんとうにどうやって「カラメル」を見つけるのだろうか?)……
これが制作現場を覗き見ることの楽しみでもある。

(GOTH-ゴス-」展インターン 伊藤雅俊/一橋大学修士課程1年)

投稿者 aimy : 2007年11月25日 18:15

コメント

コメントしてください

コメント登録機能を利用するには、TypeKey トークンを設定してください。