« 【NAP】出田郷展ただいま設営中(その3)(9/10) | メイン | 【NAP】淺井裕介展今ご覧いただけるMasking Plant(9/10) »

2007年09月12日

ユリー・ケンサク展オープニングレポート(9/1)

ユリー・ケンサク展がはじまり1週間。
すでに1000人以上のお客様にご来場いただき、
ユリーさんの作品を楽しんでいただいています。

少し遅くなりましたが、
ユリー・ケンサク展のオープニングの様子を、
インターンスタッフの諸岡智子さんがご報告します。

************

ユリー・ケンサク展「桃太郎ガールの冒険」が今日9月1日から始まりました。初日となる今日はアーク・フォンスムットさん(バンコク大学ギャラリー キュレーター)をお迎えし、記念レクチャーも行われました。

ついこの間まで制作スタジオだったアートギャラリー2は、展示会場として姿を新たにしていました。会場には、彼女が日本の横浜という都市に滞在する中での出会いや発見に満ちた数々の作品が展示されています。彼女が日本に訪れて初めて目にする風景、初めて口にする食べ物、初めて耳にする音。もの、場所、言葉、人、、、「日本」。彼女はたくさんの「日本」と出会い、発見し、それらと会話をするように制作をしているかのようでした。
この滞在制作は桃太郎という日本昔話からはじまりました。そして今、タイからやって来た桃太郎ガールの冒険記が彼女にとっての日本「今」話としてこの横浜美術館アートギャラリー2で語られています。
また、私たちにとってそれらの作品を鑑賞することは、そこにある「出会い・発見」を通じてもう一度日本と出会いなおすきっかけなのかもしれません。この会場にある作品たちの「出会い・発見」は、日本で生活する私たちにとって当たり前すぎて気に留めることもできない「日本」ばかりだからです。
「そういえば、こんなもの見たことあるなぁ」
「あれ?そういえばこれってどういうことなんだろう、、、」
そんな風に作品に出会うことで自分の目の前にある日常とあらためて出会い、発見できる。アートギャラリー2では、そんな「出会いの場」展覧会が開かれています。
exhibition.jpg 
↑ユリー・ケンサク展 会場風景  (C)Takashi Arai

記念イベントとして行われたアーク・フォンスムットさんによるレクチャーにもたくさんの方々が訪れ、会場の座席はあっと言う間に満席に。急いで席が追加されていきました。
レクチャーはタイにおける今日の現代美術のあり方や、アークさんが考えるユリー・ケンサク作品の魅力といった内容が中心となり進められていきました。タイという国がこれまでどのような歴史を歩み、その歴史が今日のタイ現代美術とどのように関係しているのか。そして、タイ現代美術を担う一人でもあるユリー・ケンサクさんが制作する作品を通じて、タイ現代美術の現状などについて語られました。
レクチャー0902.JPG

レクチャー終了後にはささやかなレセプションパーティーが開かれました。ユリーさんはもちろんのこと、ユリー・ケンサク展やレクチャーに足を運んで下さった方々。レクチャーに参加していただいたアークさんや、通訳の方。日本に滞在されているユリーさんの友人の方々。フライヤーのデザインを手掛けていただいたデザイナーの方々、美術館スタッフなど(言い出したらきりがないのですが)、会場に居合わせたたくさんの人たちがパーティーに参加していました。会場は和気あいあいとした雰囲気につつまれ、たくさんの会話がにぎやかに飛び交っていました。そんな中、ユリーさんは訪れたたくさんの人々に囲まれ引っ張り凧です。
yuree-san.JPG

初日を無事に終えユリーさんもホッとした様子。とても楽しいひとときを過ごしているようでした。
(会場にはオープンスタジオの時にみなさんに描いていただいたぬり絵も展示されています。ぬり絵をした方も、そうでない方も、是非観に来て下さいね。)

(多摩美術大学 諸岡智子)

投稿者 aimy : 2007年09月12日 15:33

コメント

コメントしてください

コメント登録機能を利用するには、TypeKey トークンを設定してください。