« 鉄を磨く。 | メイン | いつもより多めに回ってます! 屋代敏博さん、李さんの作品の前で回る。 »

2005年11月13日

李禹煥さん、菅木志雄さん、「もの派」と自作について語る。

11月13日、日曜日、李禹煥さん、美術家の菅木志雄さんをお招きし、「もの派とその時代」をテーマにお話をしていただきました。司会は、90年代以降の現代美術について鋭い評論を発表されている松井みどりさんにお願いしました。

ところで、「もの派」とは何かご存じですか。 1960年代末から70年代半ば頃まで、日本の美術界に、自然素材や工業用の部材などをほとんど加工しないで、ある空間に配置して作品を成立させる一群の若いアーティストがあらわれました。この作家たちが後に「もの派」と呼ばれるようになり、現代美術の重要な動向のひとつとして注目されるようになります。李さんも菅さんも、この「もの派」の中心的な作家として活動をはじめました。

鼎談の冒頭、松井さんが、李禹煥さんの過去の著述の中から、「もの派」や李さんの作品について考えていく上でヒントになるキーワード(たとえば、「もの派」という言葉そのものや、出来事、構造といった用語)を選び出し、話題を提供しました。これをうけて、李さん、菅さんが、それぞれ、「もの派」という言葉の出自や当時の活動のこと、共に影響を受けた美術家・高松次郎の創作のことなどについて語り、さらに
「あるがまま」あるいは「無名性」といったご自身の評語や「作品における内側と外側」、「しぐさ」などの言葉をめぐって、活発な意見が交わされました。質疑応答の時間も加えますと、予定を超過して2時間ほどの充実した会となりました。

当日、松井さんが交通事情により遅れて到着し、満席状態のレクチャーホールで、ご来場いただきました皆様をお待たせし、本当に申し訳ありませんでした。今一度、お詫びいたします。 柏木智雄(担当学芸員)


ブログ/11月13日.jpg
右から李禹煥さん、菅木志雄さん、松井みどりさん。
撮影:柏木智雄

投稿者 yma : 2005年11月13日 12:13

コメント

コメントしてください

コメント登録機能を利用するには、TypeKey トークンを設定してください。