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2005年09月23日
鉄板を切る、曲げる。 横浜市港北区新羽町・都筑区川向町
去る9月6日、横浜市内の新羽町にある伊藤建工さんの工場で、李さんの指示にしたがって、鉄板の溶断を行いました。「関係項──ヴァイブレーション」というタイトルの彫刻になる鉄板です。予め李さんが送っておいた型紙に基づいて線が鉄板の上にひかれ、その線にそって、職人さんが溶断していきます。職人さんの手で溶断されることによって、断面に細かなブレが生じ、機械による溶断にはない味わいが生まれます。
ついで、都筑区の川向町の大東工業さんで、鉄板の曲げ加工を行いました。巨大なプレス機で、少しずつ鉄板が曲げられていきます。李さんの意図が、職人さんにうまく伝わり、作業はまさにアーティストと職人のあうんの呼吸で進んでいきました。ここで、曲げられた鉄板は、「関係項──暗示」と「関係項──彼と彼女」という彫刻になります。
微妙なニュアンスで曲げられた鉄板は、鉄本来の重々しさから解きはなたれ、軽やかな風情をたたえているように見えます。 柏木智雄(担当学芸員)
投稿者 yma : 2005年09月23日 13:49