| コレクションについて | About Kato Collection |
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当館所蔵の、清親と芳年を中心とする明治期の浮世絵版画147点は、昭和60年、横浜在住であったコレクター故加藤栄一氏の遺言により、開設準備中であった当館に寄贈されたものである。 加藤氏は終戦後の昭和27年頃より小林清親の版画を収集しはじめ、そこから清親の弟子であった井上安治や、清親の影響を受けた小倉柳村の作品もコレクションに入った。清親の作品96点は、「光線画」の名のもとに売り出された、明治9年から14年までの代表的な洋風風景版画であり、日本近代版画史の出発点に立つものとして位置づけられる。 さらに加藤氏が河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)の歌舞伎脚本や清元に通じていたこともあって、月岡芳年の作品もコレクションに加えられた。収集された芳年の版画はいわゆる「血みどろ絵」ではなく、能・狂言・歌舞伎に題材を得た芝居絵や美人絵が中心である。その中でも芳年晩年の大作歴史画として知られる「月百姿」のシリーズは、100枚すべてが揃いで折れ本仕立ての画帖になっており、装本も味わうべきものである。 |
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