アーツコミッション・ヨコハマが行うACY アーティスト・フェローシップ助成に関して下記スケジュールでオンライン説明会を開催予定です。募集要項の説明や、特徴・仕組み、滞在拠点についてお話いたします。
第1回説明会:2024年3月13日(水)18:30~19:30
第2回説明会:2024年3月27日(水)18:30~19:30
※事前申込制(開催1時間前までにお申し込みください)
第一回、第二回ともに同内容となります。
お申込みいただいた方に、後日ZOOMのURLをお送り致します。
申込フォーム
https://forms.gle/8j2MY5s5nVh6Qqkh8
アーツコミッション・ヨコハマでは、日々新しい表現を追求し、構想を磨き、創作活動に励むアーティストを対象とする「2024年度 ACYアーティスト・フェローシップ助成」の募集を開始します。
【募集要項】
詳しくは下記よりご確認ください。
2024年度 ACYアーティスト・フェローシップ助成
【説明会】
本プログラムについての説明会を下記日程にて開催します。募集要項の説明や、特徴・仕組み、滞在拠点についてお話いたします。
・開催日時
第1回:2024年3月13日18:30~19:30
第2回:2023年3月27日18:30~19:30
・開催方法
Zoomミーティングによるオンライン開催を予定しています。
・申込方法
申込フォーム( https://forms.gle/8j2MY5s5nVh6Qqkh8)よりお申込みください
【ACY感謝祭】
2023年度 ACYアーティスト・フェローシップ助成に採択された5名のアーティストが、横浜各地に滞在しながら展開した活動の報告をACY感謝祭の第一部で行います。
アーティストが滞在した独自の地域活動を行う拠点の方々にも参加いただき、アーティストが身近にいる風景について、話し合います。
今年度の採択アーティストと受け入れ先拠点の方々の生の声を聞く貴重な機会です。2024年度の助成プログラムに申請をご検討中の方は是非ご参加ください!
〇ACY感謝祭
https://acy.yafjp.org/projects/2023/93109/
会 場:象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1丁目)
参加費:無料(マルシェの商品は別途)
座席数:40
申 込:https://acy-thanksgiving-festival.peatix.com/
※お申込みいただかなくてもご参加いただけます。
座席数に限りがございますので、お座りになりたい方は事前にお申込みください。
開催中、会場へは自由に出入りしていただけます。
【ご相談】
助成申請のご相談は下記までお気軽にお問合せ下さい。
ご相談申込フォーム( http://acy.yafjp.org/contact )
2023年度 ACYアーティスト・フェローシップ助成 活動報告書を公開いたします。
2019年度アーティストフェローの額田大志さんらによるプログラムが、横浜トリエンナーレを記念して横浜マリンタワーにて展開されます。
サウンド/映像インスタレーション 「シャトル」
音楽:額田大志
映像:高良真剣
声:ermhoi
会期:2024 年3月15日(金)~6月9日(日)18:00~21:30最終入場
会場:横浜マリンタワー 展望フロア
企画協力:アーツコミッション・ヨコハマ
https://marinetower.yokohama/events/202403071019/
https://www.yokohamatriennale.jp/2024/many-many-arts/3088
2023年度アーティスト・フェローユニ・ホン・シャープさんが東京都現代美術館で開催される「翻訳できない わたしの言葉」に出品します。
〇ユニ・ホン・シャープ/展覧会出品
「翻訳できない わたしの言葉」
会期:2024年4月18日(木)~7月7日(日)
会場:東京都現代美術館
翻訳できない わたしの言葉
BUKATSUDO×アーツコミッション・ヨコハマ共同企画として2023年度より新たに始まった、視察交流体験プログラム「令和の横浜使節団」。まちづくり・デザイン・ものづくり・食文化等をテーマに、横浜の人々が他都市のヒト・コト・ハコ(場所・街)についてリアルな訪問と交流の中で学び、感じたものを横浜に持ち帰る旅をするプログラムです。
名前の由来は、1871年に横浜港から出航した岩倉具視を全権大使とする「岩倉使節団」。諸外国の優れた文化や技術を待つのではなく、自ら出向き学び、持ち帰った彼らの志、そして旅立ちを支えた横浜の文化・背景を継承するべく、横浜の造船ドック跡地・BUKATSUDO発の学びの旅を企画していただきました。
2023年8月31日-9月1日に第1回を実施。訪問先は新潟です。開港五都市という共通点の他、BUKATSUDOと同じく株式会社リビタが運営するシェアスペース「MOYORe:」があることによって決定しました。
アーツコミッション・ヨコハマは、横浜からの使節団員の募集を担当。今回は、横浜で活動する建築家、コミュニティマネージャー、大学教員、保育事業者、ライター、行政職員など8名、また信州アーツカウンシルから1名が参加してくださいました。
旅のコーディネーターはMOYORe:の原田智子さんと、新潟と横浜の二拠点で活動する建築家の大沢雄城さん。お二人のご案内のもと、新潟市、五泉市で活躍する地域を面白くするプレイヤーのところへ訪れました。
1日目/新潟市街地のまちづくりの様子を視察
新潟駅から「にいがた2km」のエリア(東大通〜弁天町〜本町〜古町)を実際に歩きながら、各所でクリエイティブな取り組みをされている方のお話を直接伺いました。
使節団メンバーは、JR新潟駅直結の商業施設「CoCoLo 南館」1Fにあるレンタルスペース、ワークラウンジを併設したシェアスペースMOYORe:に集合。
新潟市役所の稲葉一樹さんから、新潟市街地のまちづくりの歴史のレクチャー。その後、現在ご担当されている、「にいがた2km」の取り組みについてお話を伺いました。にいがた2㎞、即ち新潟駅―万代―古町をつなぐ都心軸約2㎞のエリアに、魅力的な人・モノ・情報を集積し、クリエイティブな人が活躍できる都市にすることで、市全体で都市の活力と住民福祉の向上の好循環を作ることを目指す様々な取り組みが行われているそうです。
にいがた2km
お話をうかがいながら実際ににいがた2kmエリアを歩き、WORKWITH本町に移動。
WORKWITH本町にテナント入居している株式会社新潟家守舎の小林 紘大さんから、本町8番町と坂内小路からなる8BANエリアでのエリアリノベーション活動について伺いました。8BANPARKの運営方法、担い手・参加者の輪を広げる仕組みや、広報の工夫のお話から、マーケットの開催がエリアの特性を活かしながら価値を高め、人とまちの繋がりも深めていることを教えていただきました。
8 BAN Renovation | Area Renovation Project
その後、上古町の百年長屋SANに移動。
合同会社アレコレの迫一成さんから、ご自身のこれまでのデザイン、ブランディングの仕事の話と、hickory03travelersの取り組みについて、また上古町の百年長屋SAN副館長の金澤李花子さんからSANの活動についてお話を伺いました。特に地域の伝統菓子のリブランディングとカフェでの展開、自ら組合に参加しまち全体と関わりながら行う上古町商店街リブランディングなど、デザイン・店舗運営・開発流通の3つの柱で地域とともにあるクリエイティブな事例をご紹介いただきました。
上古町の百年長屋SAN
hickory03travelers
2日目/五泉市で産業を軸とした場づくりの取り組みを視察
日本有数のニットの生産地である五泉。糸の染色から製品の完成までワンストップで行っている五泉ニットは、名だたるハイブランドのOEMを担いつつ、近年ではODM、自社ブランドプロデュースを展開するなど、国内外から高い支持を得ています。
五泉市で活動する建築家 ・塚野琢也さん(塚野建築設計事務所)に、ご自身が手がけた3施設をご案内頂き、五泉ニットのブランディング事例を見学しました。
最初に、五泉ニット地域ブランド化事業によって誕生したニットの複合拠点Loop&Loopを視察。五泉ニット工業協同組合の事務所機能を持つ建物を、ショップ・カフェ・イベントホール・コワーキングスペース等の機能を加えながらリノベーションし「着る・寛ぐ・楽しむ・集う・働く」の5つの要素をクロスさせた空間をつくられたそうです。
Loop&Loop
次に、ウメダニットの山田香織さんご案内のもと、工場と直営ショップthe knit barを見学。歴史ある工場の中で紡がれる丁寧な工程を見た後、縫製力・デザイン性の高い上質なニットを手に取り購入することができる、特別な「ニット体験」の機会となりました。
the knit bar
最後に、高橋ニット自社製品発信のための複合施設Mile Stoneを見学。生産工場に隣接した倉庫をリノベーションした、自社ブランド製品の開発研究、そして発信のための複合施設です。展示販売空間、ECサイト販売用の撮影・在庫管理・梱包空間を備えており、製品を様々な形で「届ける」ための場所として運営されているそうです。
Mile Stone
振り返り/新潟での学びから横浜を振り返る
10月3日に「令和の横浜使節団・新潟編を振り返る会」をBUKATSUDOにて開催。使節団が集い、新潟の方にもオンラインでつながりました。
大沢さんには旅全体の振り返りを、使節団メンバーで神川大学建築学部准教授の上野正也さんには、都市形成・構造から見いだせる二都市の共通点と文化背景の違い、新潟のひと・まちを参考に横浜が目指す姿の提案をお話しいただきました。
使節団メンバーからは、新潟の取り組みはとても勉強になり面白い機会であった、自身の横浜での取り組みを客観的にみるきっかけにもなった、という感想が多数寄せられました。新潟の旅を通して得た出会いや学び、それぞれのフィールドと結びつけた新たなアイディアなど活発な意見交換が行われました。
新潟の方からは、自身の活動をプレイヤーの方から客観的に評価をしてもらえたことが良かった、他地域のプレイヤーと共通言語で語ることができてよかった、という感想をいただきました。使節団の訪問が、訪問先にとっても良い効果をもたらすことができたようです。
各々にとって収穫・学びの多い時間となった「令和の横浜使節団」第1回新潟編。使節団絶賛の面白い人・まちづくりに出会える新潟へ、皆様もぜひおとずれてみてください。
文・写真:アーツコミッション・ヨコハマ
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