横浜市こどもの美術展2000は、横浜市内に在住か在学の小学生以下の児童ならば、
誰でも出品できる無審査公募展です。毎年夏休みに行われ、今年で34回目を迎えます。今年は約2500点の作品が出品
されました。
展覧会の概要
ワークショップ ちびっこ「ウチュージン化計画」!
ワークショップ ハッポロスチロン
「ハマ・キッズ劇場2000 宇宙人ケチチ」
舞台美術・衣裳展示
講評
作品募集(7月11日で締め切らせていただきました)
展覧会の概要
■会期
2000年8月2日(水)から 8月9日(水)まで (休みなし・8日間)
10:00から18:00まで
■会場
横浜市民ギャラリー
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■内容
小学生以下の児童・幼児の公募作品(応募作品はすべて展示)
■点数
2,518点
(内訳:2才12点、3才30点、4才277点、5才675点、6才326点、
1年生261点、2年生243点、3年生150点、4年生180点、5年生202点、6年生129点、グループ33点)
■出品団体
126(個人出品も含む)
■入館者数
5,875人(1日平均734人)
(内訳:2日1,112人、3日1,143人、4日726人、5日729人、6日721人、7日477人、8日476人、9日491人)
■主催
横浜市民ギャラリー・横浜市
ちびっこ「ウチュージン化計画」!
〜簡単衣装作りワークショップ〜
7月29日に上演された
ハマ・キッズ劇場2000 「宇宙人ケチチ」の展示会場にて、ビニール袋や紙、
布の端切などを使った衣装作りのワークショップを行います。
ハマ・キッズたちが作った衣装や舞台美術に囲まれる中、宇宙人たちのフシギなおはなしをみんなで聞いて、
さぁスタート!子どもたち一人一人が想像をありったけに膨らませて、十人十色の
"ウチュージン"に大変身です。
■日時
2000年8月2日(水)〜9日(水)
こどもの美術展会期中 毎日2回実施
(1) 11:00〜/(2) 14:00〜 (制作時間は約1時間を予定)
参加希望の方は開始時間になりましたら会場にお集まり下さい
■場所
横浜市民ギャラリー 1階展示室奥
■参加費
無料
■参加人数
こども 先着 30人
(未就学児は必ず保護者同伴でお願いします) |
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ハッポロスチロン
〜発泡スチロール工作〜 |
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自由な形に切れる発泡スチロールカッターを使って、子どもたちに自由な発想で工作してもらいます。
手の運動を楽しんで切った形でも、くっつけてみたらびっくりするぐらいすてきなオブジェになるかも?
もちろん計画的に進めて大作を作ることも。大きい子も小さい子も、それぞれに楽しめるコーナーです。
■日時
2000年8月2日(水)〜9日(水)
こどもの美術展会期中
随時参加していただけますが、定員を超えた場合お待ちいただくこともあります
■場所
横浜市民ギャラリー 中3階展示室
■参加費
無料
■お願い
未就学児は必ず保護者同伴でお願いします |
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「ハマ・キッズ劇場2000 宇宙人ケチチ」
舞台美術・衣裳展示 |
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7月に行われた「ハマ・キッズ劇場2000 宇宙人ケチチ」
のワークショップでつくった舞台美術・衣裳と俳優が着ていた衣裳を
展示しています。舞台美術は柱や岩山、UFOなど。参加したこどもたちや役者さんたちが着ていた衣裳とともに展示
室に再現します。また、会場では上演された「宇宙人ケチチ」をビデオ上映し、関連ワークショップちびっこ「ウチュ
ージン化計画」!も行われています。
■日時
2000年8月2日(水)〜9日(水)
こどもの美術展会期中
■場所
横浜市民ギャラリー 1階展示室
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講評
小学校の副校長先生をはじめとした5人で展覧会開催に先立つ8月1日に出品作品の講評を行いました。
一人一人のこどもの個性、その子らしさがよく伝わってくる作品を約150点選んでいただき、コメントと
金色のスタンプをつけていただきました。
また展覧会全体の感想をいただきましたので、ご紹介します。 |
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どの作品にも、一生けんめいに表現している自分がいることを感じます。明るい色調とそして大胆な構図には、
子どもたちの限りないパワーさえ伝わってきます。なかでも、描画材や表現材料の工夫点には目をみはるものが
あります。さまざまな身辺材料をアイディアいっぱいに表現に結びつけている、そんな子どもたちに感動です。
(横浜市立能見台南小学校 副校長 樫永 卓三)
市民ギャラリーの中、そこは約2500人のお友達の世界でした。にこにこした子、楽しくうきうきとしている子、
ちょっぴり寂しそうにしている子など…。さあ!みなさんは、一体どんな心のお友達と出会うのでしょうか。
無の心で感じてみましょう。きっとお友達がたくさんできると思います。
(横浜市立左近山小高小学校 副校長 山田 健治)
今年は35回目のこどもの美術展。ここ何回かみなさんのすばらしい絵を見させていただき、絵を描くことは
本当にすてきなことだと感じています。
今年もイメージをふくらませ、のびのびと形や色で表現を楽しんでいる一人一人の姿が作品を通して伝わってきました。
今年は根気強くていねいに仕上げている作品が昨年より目につきました。
(横浜市立十日市場小学校 副校長 宮武 三郎)
子どもたちの作品は、色彩感覚にすぐれ、最後までていねいに描きこんだ作品ばかりでした。ものを見て絵を描くより、
感動的な体験をして絵を描いた方が、線が生き生きとして、すばらしい作品になるようです。
その方が子どもの気持ちがよく出てくるのでしょう。
(横浜美術館アトリエ課長 榎木 敏夫)
みなさん、いっしょうけんめいにかいた絵を出してくれてありがとう。それぞれの絵の一つひとつから、みんなが感じた、
楽しかったこと、うれしかったこと、感激したことが伝わってきます。うれしかったときにうれしいと言えることが
とても大切なことです。その意味で絵をかくことがみなさんの心を豊かにしてくれると思います。そしてお父さんや
お母さんに絵をかいたときの気持ちをちょっと話してあげてください。きっととても喜びますよ。
(横浜市民ギャラリー館長 高嶋 信)
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