文字サイズ

お知らせ

  1. Home
  2. お知らせ一覧
  3. 【オーケストラベラー】第10回「輝け!アジアの星★第8弾」に園田隆一郎さん登場

2013/11/22

オーケストラベラー

【オーケストラベラー】第10回「輝け!アジアの星★第8弾」に園田隆一郎さん登場

【オーケストラベラー第10回】「輝け!アジアの星★第8弾」に園田隆一郎さん登場

 

 

横浜みなとみらいホールの"みなトラ"です。

 

今年のクラシック音楽界では、ヴェルディとワーグナーの生誕200周年にちなんだコンサートが各地で開催されています。その中でもヴェルディの生まれた国、イタリアで学んでいる指揮者の園田隆一郎さんが日本フィルハーモニー交響楽団と共に登場します!

  

僕みなトラが園田さんにインタビューをしました。もっと園田さんのこと、知ってください!

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

  トラベラー園田.jpgのサムネール画像■園田さんといったらオペラ指揮者のイメージがありますが、特にオペラの指揮をするようになったきっかけはなんですか?

 

実は僕、大学に入るまでオペラを観たことも聴いたこともなかったんです。東京藝術大学の指揮科に入学しましたが、はじめはブラームスの交響曲やチャイコフスキーの交響曲のような「交響曲」をやりたいなぁと思っていました。大学1年生の時に先輩たちが学内で開催していたオペラの副指揮者にかりだされて、それをやっている間に「これは本当に楽しい!」と、すっかりオペラにはまってしまったんです(笑)

そうなると、だんだん指揮科の授業に行かなくなってしまいました。もっとオペラの曲が知りたい、もっと歌のことが知りたいと思い、声楽科の同級生や先輩のレッスンにピアノ伴奏ではしごしていました。他の指揮科の人からは僕は「指揮科」ではなく「オペラ科」だといわれていましたね(笑)

 

 

■そのハマり具合は凄いですね!オペラとはどんなものでしょうか?

 

オペラは歌ですね。オペラの曲作りは歌を基準に考えなければいけません。たとえば、他の楽器のパッセージが難しいからという理由で速度を遅めることはしません。伴奏の上で歌っている歌に合わせて速度などを決めていかなくてはと思います。

 

 

■そして留学をされたんですね!

 

はい、イタリアにロッシーニを勉強したくて留学しました。ロッシーニの音楽にはオーケストラの編成がどんなに大きくても、曲の速度が速くても遅くても、「軽やかさ」が大事だと思いますが、その「軽やかさ」を学びたいと思って大学院2年の時に休学をしてローマに留学をしました。

実はローマに留学をする前に、イタリアのシエナという街で指揮者のジェルメッティさんがロッシーニのオペラだけ取り上げる非常に珍しい指揮の講習会を開いていたんです。僕はこの講習会に行くしかないと思って(笑)、実際に行って、そこで僕が今まで漠然と思い描いていたロッシーニ像とバチンとハマったんです。この人に学びたいなと本当に思いました。そこでジェルメッティさんに手紙を書いたり、日本に来ているときに連絡をしたりしました。

その後願いが叶ってローマに留学することができましたが、ローマの歌劇場で指揮をしていたジェルメッティさんの仕事ぶりを近くでみることができ、これ以上の勉強はないなぁと思いました。

 

 

■今回はヴェルディの曲も演奏されますが、ロッシーニから音楽のヒントを得ることはあるんですか?

 

はい、とてもあります。音楽の発想や作り方は、ロッシーニやモーツァルトの「古典」から得ようと思っています。たとえば僕たちはもうすでにプッチーニの音楽を知っているんですけれど、プッチーニの世界観からヴェルディを見るのと、ロッシーニ、モーツァルトの世界観からヴェルディを見るのとは全然見え方が違うんです。僕はどちらかというと順を追って学んでいきたいので「古典」を踏まえたうえでのヴェルディというのが大事だと思っています。

 

 

■バリトンとの共演はとても珍しいですね!?

 

 ヴェルディのオペラに登場するバリトンは綺麗だけじゃない、一筋縄ではいかない・・・ファルスタッフやイア―ゴなど・・・複雑な、少し屈折した人格表現が求められます。なので、ヴェルディ・イヤーであることも考えて、ソプラノやテノールではなくバリトンとの共演を考えました。

 バリトンの堀内さんには僕が強く出演をお願いしました。堀内さんは日本が世界に誇るヴェルディ歌いだと思っています。そして僕の指揮者デビューはオーチャードホールでのプッチーニ「ラ・ボエーム」だったのですが、その時に堀内さんがマルチェッロ役で出演されていたんです。

 

 

■そして同じくイタリアの作曲家レスピーギの「ローマの祭り」も楽しみです!

 

管弦楽曲の大きいものとして、日本フィルと一緒に演奏するのはなんだろうと色々と考えました。ヴェルディと何がまとまるのかを考えた時にこの曲がふさわしいなと思いました。イタリアの華やかさ、カラフルさ、光と影などお客さまに楽しんでいただけたらと思います。

実は今年の1月にこの曲(ローマの祭り)を指揮することが分かっていたので、まさに4曲目の舞台であるローマのナヴォーナ広場、4曲目の題材となっている「主顕祭」に行ってきました。そしてナヴォーナ広場で大道芸人とか露店の写真を撮ってきましたが、写真からも音楽のイメージが膨らめばなぁと思います。

 

 

■最後に横浜定期演奏会に来られるみなさんに一言お願いします!

 

今回の演奏会は、まずはバリトンの美声を楽しんでいただきたいことと、イタリアの音楽が時代と共に変わっていく様を感じていただけたらと思います。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

園田さんは日本にいる時、水族館に行きたくなるそうです。広い水槽一面にふわふわと浮かんでいるクラゲを見ると心が落ち着くんだそうですよ!

 

 

※僕も水族館に行って心癒されたいなぁ・・・お魚を食べることは考えていませんよ!

 

 

 

◆園田隆一郎指揮 日本フィルハーモニー交響楽団第292回横浜定期演奏会「輝け!アジアの星★」

1123日(土)1800分開演

⇒公演の詳細はこちらをご覧ください。(日本フィルハーモニー交響楽団ホームページに移動します)

 

 

 

≪園田さんから写真が届きました≫ まさに「ローマの祭」第4曲目の舞台となっているナヴォーナ広場です!

  ナヴォーナ広場.JPG

〒220-0012 横浜市西区みなとみらい2-3-6

チケット・公演内容について

ホールチケットセンター:
045-682-2000

ホールご利用、その他について

ホール事務室:
045-682-2020

横浜みなとみらいホールは、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団が運営しています。

Copyright(c) MINATO MIRAI HALL. All rights reserved.