横浜みなとみらいホール Official BLOG

♪アニュアル・メンテナンス

2019年2月09日(土) / オルガニスト・インターンシップ

オルガニスト・インターンシップ第17期生の山司恵莉子です。

 

2月も半ばとなり、日脚が徐々に伸びて参りましたね。

 

街ではバレンタインデーのコーナーが並び、どれも美味しそうで思わず見入ってしまいます。

昔チョコレートを作ろうとして、なぜか爆発させてしまったことを思い出します(^_^;)

 

 

今回は、1月に行われた「アニュアル・メンテナンス」についてお話させていただこうと思います!

 

 

 

♪ルーシーの「アニュアル・メンテナンス」
2019
116日(水) 13時~18時実施


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月の15日から18日に、一年に一回のルーシーの大掛かりなメンテナンス(この作業を「アニュアル・メンテナンス」と横浜みなとみらいホールでは名付けています)が行われました。

4日間ルーシーを隅々までチェックし、不具合を直していきます。
わたしはその2日目にお邪魔させていただきました!

譜面台が取り払われ、中の構造を細部まで見ることができます。

他にも、普段は隠れている部分や見えない部分まで、点検のためにライトで照らされ、構造研修ではわからなかったことまで細かく見ることができました。

特に興味深かったのが、オルガンビルダー(建造家)のスティーブさん(フィスク社の元社長さんです)にオルガン内部を案内していただいた際、フィスク社(ルーシーが作られたオルガン建造の会社)に特徴的なパイプを実際に抜いて見せていただき、また自分の息でパイプを吹かせていただけたことです。

オルガン アニュアル・メンテナンス 1 20190116 320×426.jpg
また、ルーシーはカヴァイエ=コルという19世紀フランスのオルガンのスタイルを取り入れているのですが、そのカヴァイエ=コルに特徴的なパイプや仕組み、またリード管(クラリネットのようにリードの振動によって音が鳴るパイプ)の構造など、興味深いことばかりでした。


わたしがお手伝いさせていただいたのは、カプラーの点検と調律です。

まずカプラー点検についてですが、「カプラー」とは、鍵盤と鍵盤を結合させる仕組みのことです。(例えば1段目と3段目を結合させると、1段目を弾いただけで3段目も一緒に鳴らすことができます。)
鍵盤をゆっくり押しながら、繋げている鍵盤の音がちゃんと鳴るかを一つ一つ確認していきます。
普段は便利な機能として活用しているカプラーですが、その細かい仕組みや、連結することで鍵盤が極端に重くならないような工夫などを間近で見ることができ、改めてその有り難さを感じました...

オルガン アニュアル・メンテナンス 2 20190116 320×426.jpg 


さて、次は調律です。
普段は大学で通奏低音やアンサンブルをする際にポジティフオルガン(箱型の移動可能な小さなオルガン)を調律しますが、ルーシーのような大オルガンの調律をしたのは初めてでした!
まず驚いたのは、音の大きさです。
特にトランペットなどは本当に大きく、ずっと聴いていると音の余韻が頭にワーンワーンとしばらく続きました。
わたしは今回2段目の鍵盤の調律をさせていただいたのですが、それはまだ序の口で、ペダルのリード管ともなると、耳栓をしても耳を悪くしてしまうくらい大きいのだそうです。
演奏会やメンテナンスのたびに調律をしてくださる方々への感謝の気持ちでいっぱいになりました...m(_ _)m

オルガン アニュアル・メンテナンス 3 20190116 320×426.jpg


普段は手が行き届かないところまでチェックしていただき、元気にしてもらったルーシー。
ルーシーの多彩な響きは、たくさんの方々の力と想いによって支えられているのだなと感じたアニュアル・メンテナンスでした。

これからもたくさんの感動を届けることができますように!

 

さて、コンサートのお知らせです!

 

2月の1ドルコンサートでは、 エリック・スーターさん が出演されます!

 

☆「オルガン・1ドルコンサート」 第221

・会場:横浜みなとみらいホール 大ホール

・日程:227()

・開場: 1130

・開演: 1210

・料金:100円 または 1ドル(先着2,020名)

・詳細:http://www.yaf.or.jp/mmh/recommend/2019/02/2211-organ-1-dollar-concert-vol221.php

 

シカゴ出身のオルガニスト、エリック・スーターさんは、パイロットとしても活躍されているそうです。J.S.バッハを始め、F.リストやM.デュプレ、W.ボルコムなど、様々な時代や国のオルガン曲を演奏してくださいます!

 

 

3月以降の1ドルコンサート

320(第222回 川越聡子

530() 223回 山司恵莉子

 

3月には川越聡子さんがご出演されます。

「シンフォニック・オルガンの世界」と題し、オルガンで奏でるオーケストラの壮麗な響きをお楽しみいただけます!

また、少し先ですが、わたしのインターンシップ第17期修了記念演奏会として、5月に1ドルコンサートに出演させていただきます。

大好きな曲やいつか弾いてみたいと思っていた憧れの曲、ルーシーのために書かれた曲など、様々な思い出が詰まった曲を演奏する予定です!

 

みなさま、お誘いあわせの上ぜひご来場ください (*^-^*)

 

 

 

また、わたしが所属するバッハカンタータクラブの定期演奏会についてもご紹介させて頂きます!

 

☆東京藝術大学バッハカンタータクラブ 定期演奏会

 日程:2019217()

 会場:東京藝術大学構内 奏楽堂

 開場:1330

 開演:14

 料金: 全席自由  2,000

 

今回は、J.S.バッハのカンタータ第21番と第105番、そしてJ.C.バッハの交響曲を演奏いたします。

わたしは第21番の通奏低音(ポジティフオルガン)を担当します。

定期演奏会で通奏低音を弾かせていただくのは初めてで、今から緊張していますが、部員みんなと楽しみながら練習を重ねています。

オルガニストは普段は一人で黙々と練習をすることが多いのですが、アンサンブルでは他の楽器や演奏者のアイディアを共有・吸収することができるので、とても刺激的であり、学ぶことの多い貴重な時間です。

東京藝大公演 20190217 表 282×398.jpg 

みなさまのご来場お待ち申し上げております!

 

 

 

今回もブログを読んでくださりありがとうございました♪

 

 

 

オルガニスト・インターンシップ・プログラム 第17期生

山司恵莉子

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