横浜みなとみらいホール Official BLOG

ルーシーの、一年に一度のメンテナンス!

2018年3月31日(土) / オルガニスト・インターンシップ

みなさま、こんにちは。

オルガニスト・インターンシップ・プログラム第16期生の澤菜摘です。

 

今日は一年に一度のルーシーの点検、アニュアル・メンテナンスについてご紹介します。

アニュアル・メンテナンスとは、いったいどんなことをするのでしょうか?


organ_detail_1_small.jpgのサムネール画像

(c)平舘平


最初は、ルーシーの中の大掃除から始まりました。

ルーシーの演奏台の右側に小さなドアがあり、そこから楽器の内部に入ることができます。

普段なかなか掃除のできない場所が多いので、一年たつと埃が溜まっています。

メンテナンスには、ルーシーを生んだ(製作した)アメリカのC.B.フィスク社のオルガンビルダー、スティーブン・ディークさんもご来館。一緒にメンテナンスしていきます。

 

そして次は、リードパイプのメンテナンス。

普段、ルーシーはコンサートがある時に調律をしています。この時の調律では主にリードパイプの「音程」を調律します。

ですが、リードパイプの「音質」などを整えるにはもっと職人的な技術が必要になり、今回のような機会にメンテナンスをするのです。


メンテナンス写真1.jpgのサムネール画像のサムネール画像

リードパイプの整音をする職人さんのことを、リードヴォイサーと呼びます。

今回はリードヴォイサーのジョナスさんも来てくださり、次々音の整音をしてくださいました!

 

私もそのお仕事を間近で見せていただきました。

 

パイプの中には、どうしても埃が少しずつ溜まってしまいます。

それをとってあげることで、音は一気に良くなります!

パイプを少し切ったりもしながら、音を調整していきます。

ジョナスさんが調整した後の音の変化が素晴らしすぎて、何度も感激してしまいました。

そしてこんなシーンもありました。

 

メンテナンス写真2.jpgのサムネール画像


今回は開館以来、初めてコンソール(演奏台)を分解し、ストップを外して修理していきました。

こんなルーシーの姿はなかなか見ることが出来ません。


メンテナンス写真3.jpg


修理し終えたストップは、オルガン技術者の河内さんが、全て元通りに戻してくださいました。

 

アニュアル・メンテナンスでもまた、今まで知らなかったオルガンの音質や仕組みのことなどを沢山学ばせていただきました。そして、少しお手伝いもさせていただき、本当に勉強になりました。


organ_detail_9_small.jpg

(c)平舘平


ルーシーもみなさんの力でメンテナンスされてとても元気になったので、きっとまた一年間良い音を聴かせてくれると思います♪



オルガニスト・ インターンシップ・プログラム第16期生 澤菜摘



****************

 

オルガニスト・インターンシップ・プログラムとは

 

横浜みなとみらいホールでは、全国に先駆けて「オルガニスト・インターンシップ・プログラム」を2002年度から実施してきました。ホールオルガニストに求められる役割や仕事について、ホールで1年間の体験をとおして学んでいくプログラムです。パイプオルガンの状態をチェックする「オルガンメンテナンス」や、ホール主催のオルガンコンサートなどの企画に対するアドバイスなど、たくさんのことを学んでいきます。研修終了後には、その集大成として「オルガン・1ドルコンサート」に出演し、研修の成果を披露します。このブログでは、インターン生の活動の様子や、インターン修了生による現在の活動の様子をご紹介しています。

 

 

〒220-0012 横浜市西区みなとみらい2-3-6

チケット・公演内容について

ホールチケットセンター:
045-682-2000

ホールご利用、その他について

ホール事務室:
045-682-2020

横浜みなとみらいホールは、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団が運営しています。

Copyright(c) MINATO MIRAI HALL. All rights reserved.