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ジャン・コクトーが描く"女"を、ソプラノ 盛田麻央が演じる―11/16オペラ「人間の声」

2016年10月31日(月) / インタビュー

ジャン・コクトー(1889-1963)はフランス・パリ近郊に生まれ、詩人、評論家、小説家、画家、脚本家など多彩な活動で有名な芸術家です。このジャンコクトーの戯曲『声』に、プーランクが音楽を付けたのがオペラ「人間の声」です。

 

ジャン・コクトーはこの作品で、20世紀のパリに生活する一人の女性を描き、普通の話し言葉で表現しています。

 

11/16()「人間の声」マチネ公演に出演する盛田麻央さんは、パリで声楽の研鑽を積んだ経験を持ち、フランスオペラを得意としています。しかし「オペラの多くは朗々と歌えるのですが、オペラ『人間の声』は話しているように歌わなければならないので、とても難しく感じます。」と、このオペラの特徴とも言える難しさを話してくださいました。


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(写真:盛田麻央 リハーサルの様子)
 

「別れた男の電話を待っている女の気持ちって、とてもせつないですよね。この男と別れたくないんだろうなあ、と歌っていて思います。」

フランス語の意味がよく理解できるので、このオペラの中で描かれる「女」の気持ちをダイレクトに感じるようです。

 

5年前に別れた男からの電話を待ち、男の声を聴いて心が安らいだり、電話を抱いたりといった、男の声に揺らぐ"一人の女"を演じ、歌うというとても珍しいオペラです。

 

別れを切り出す男の"声"に対し「早く切って!早く切ってよ!愛しているわ。あなたのこと。ずっと...ずっと...」と女は電話線を首に巻き付け・・・、と台本では女は命を断つことになっているのですが「この女は本当に自殺するのか?といわれると、私は結局死には至らないんじゃないかなって思うのです。」と盛田麻央は話します。

 

演じる歌手によって、"女"の素直な感情を表に出すのか、グッとこらえるのかなど、苦悩の様子をどう表現するのかも見どころの一つ。

 

果たして、女の結末はいかに? 盛田さんの熱演を是非ご覧ください。

(公演担当者)

 

 

盛田麻央(ソプラノ)

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国立音楽大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所第52期マスタークラス修了。修了時に優秀賞及び奨励賞受賞。パリ・エコー ル・ノルマル音楽院及びパリ国立高等音楽院修士課程を満場一致の最優秀の成績で卒業。第17回日仏声楽コンクール第1位及び竹村賞受賞。二期会会員。

 

横浜音祭り2016 小ホールオペラシリーズⅡ

モノオペラ「人間の声」

 プーランク作曲 ジャン・コクトー台本

20161116日(水)小ホール

 マチネ公演14:00開演 盛田麻央出演

 ソワレ公演19:00開演 佐藤美枝子出演


 公演の詳細はこちらをご覧ください。


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