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ヨコハマ文化情報 Yokohama's Cultural Information

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第5回横濱学生映画祭~横浜国際映像芸術祭2006
横浜を中心とした、アジアの映像のネットワーク

学生映画と聞いて、どんな印象をお持ちになるだろうか。もし、“稚拙”という単語が思い浮かんだとしたら、この秋にその概念は覆されることになるだろう。
 今年の9月に開催される「第5回横濱学生映画祭~横浜国際映像芸術祭2006」。最初は、単なる上映会だったが、一般の方々に興味を持ってもらうための市民ワークショップを取り入れるなど、回を重ねるごとに発展してきた。3回目からは中国からの参加を得、更に今年は韓国からの参加を得て、国際的な可能性が大きく広がった。まさに映像新時代だ。今回は、チャン・イーモウなどの名監督を生み出した「北京電影学院(中国)」、日本でも人気のチャン・ツィイーなどの俳優を輩出した「中央戯劇学院(中国)」、そして韓国を代表する国立映画学校「韓国フィルムアカデミー」と、中国・韓国の名門校が参加する。そのレベルは従来の比ではない。

 この芸術祭の中心にいるのがNPO法人「横浜アートプロジェクト」の理事長である榎田竜路さん。この映画祭を実行するにあたって、榎田さん達には明確な目的があるという。
「普通の映画祭はただの上映会で終わってしまうのですが、僕達は最終的に新しい映像市場を作りたいんです。大志を抱いた子どもたちが将来、韓国や中国などアジア全体を自分のフィールドとして活躍できる基礎を作りたいと思っています。」


 この映画祭には、横浜市立大学を卒業し中国に渡った西山夕香利さんの作品も上映される。“6月5日日曜日くもり”という、ある男性の一日を描いた台詞のない作品だ。これが凱旋上映になる西山さん。「在学中から横浜が大好きだったので、今回の映画祭に参加できて嬉しいです。台詞がないのでどう捉えてもらえるかが楽しみですね。」とのコメントをいただいた。
 ここ横浜で過去4回行われてきたこの映画祭がもたらした新たな動きとして、ひとつにはデジタル技術の飛躍的向上による映像製作及び配信の新しいあり方を日中韓3国で模索するという流れができたことが挙げられる。そしてもうひとつは、2009年の開港150周年に向け、日中韓3国の学生が共同で映画を作るという試みだ。今年はその第一弾として、ドキュメンタリー映画を作る。8月初旬に中国と韓国から監督、カメラ、音声各3名ずつの学生がが来日し、出来上がった作品をこの映画祭で上映する。

「作品の良し悪しではなく、 実際に一緒に作品を作る過程で生じる様々な問題を克服していくことが重要です。国政レベルではこの3国の関係は難しく語られていますが、若者たちが何を感じ、何を考えているのかは別の話。この映画祭では“監督”や“観客”という垣根を越えて、異文化に生きる“人”と出会えます。」と語る榎田さん。映画祭の核は、交流事業であり、卒業し映画作りのプロとして活躍するようになった後も、アジアの映画人のネットワークを保ち、互いに協力、切磋琢磨できる関係づくりにある。





PICK UP INFORMATION

第5回横濱学生映画祭
~横浜国際映像芸術祭2006
●9月22日(金曜)~24日(日曜)
〈会場〉
横浜情報文化センター情文ホール、ZAIM(ザイム=旧関東財務局)、横浜市開港記念会館
http://www.ysff.jp/




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