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ヨコハマ文化情報 Yokohama's Cultural Information

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横浜創造界隈


新たな現代アートの発信源

 横浜の歴史的建造物が立ち並ぶ馬車道・日本大通りから新港地区周辺が、新たなアートの発信地として注目されている。BankART1929、万国橋SOKOなど、若いアーティストやクリエーターが集う“横浜創造界隈”と呼ばれるこのアートゾーンで、新たな拠点として本格始動するのが“ZAIM(ザイム)”だ。
ZAIM

 1928年創建、旧関東財務局・旧労働基準局時代の建物はそのままに、現在は1階がトリエンナーレのアーカイブスになっている。そして今年、本館(旧関東財務局)をオフィスやアトリエ・スタジオとして、別館(旧労働基準局)を展示・コンサートなどのイベント用にアーティスト・クリエーターなどに提供することになった。


写真:ZAIM  平成19年度末までの期限付きとはいえ、入居したアーティストたちは継続的な活動ができる拠点としてスペースを使うことができる。この一風変わったプロジェクトについて、ZAIMオープニングフェスタの中心人物であった羽月雅人さんはこう語る。「“ZAIM”は言うなれば芸術村のようなイメージの、そこで現代アートが育っていく場所です。日本にはそういった場所が都会になるほどないですから、この地区の現代アートの拠点になってほしいですね。1階には昨年のトリエンナーレのアーカイブスがありますので、過去の記憶を次に伝える拠り所にもなってほしいです。」

 カルティエ財団のコレクション作家の一人として活躍中の美術家であり、ZAIMのオープニングの出品作家である松井えり菜さんは、 「“ZAIM”は、アーティストに優しい空間。アートを身近に感じられる場所として賑わってほしい」と期待を寄せている。
 実際に入居が決まったアーティストたちもその点を意識しているようだ。入居団体であり写真専門のNPO法人“ザ・ダークルーム・インターナショナル”の理事長、斎藤久夫さんは「写真文化発祥の地である横浜で、それを継承・発展させていくと同時に、海外に日本の写真文化を発信していきたい。また、子どもたちにも“映像”を自己表現の手段として提案していきたいですね」と語る。
 現在、斎藤さんらは開港150周年に向けての企画を準備中だ。
「今年の6月に墨田区の倉庫で開催した、戦後の時間軸を写真作品によって検証する試み“Tokyo East Perspective”の横浜版を計画しています。“ZAIM”を映像文化都市横浜になくてはならない拠点としていきたいです。」と今後についても意欲的だ。
 その言葉どおり、この夏に行なわれる映像文化のフェスティバル“ヨコハマEIZONE”においては、“ZAIM”を中心としたアートゾーンを束ねての展示が行なわれる。

「大きなイベントを、広いところ1ヶ所でやるのではなく、このように分散させて行なう事は、場所同士が繋がりをもった面として捉える新たな発想だ」と羽月さんは言う。
 横浜の新たなアート発信源として期待が寄せられるZAIM。ここを中心として横浜のアートがどのように変わっていくか、目が離せない。



EIZONE-MAP PICK UP INFORMATION

ヨコハマEIZONE(エイゾーン)
●7月22日(土曜)~30日(日曜)
〈会場〉
ZAIMU別館、東京藝術大学大学院馬車道校舎、創造空間万国橋SOKO、など
http://www.y-eizone.jp




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