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ヨコハマ文化情報 Yokohama's Cultural Information

情報誌の紹介 バックナンバー


横浜・カルチャーセンター事情

世代を超えた人々が出会うコミュニケーションの場

 いよいよ春本番。「何か新しいことをはじめたい」そんなことを考えて、スクール・教室に通い始める人も多いだろう。今回は、私たちの周りにある様々な学びの場の中から“カルチャーセンター”にスポットをあて、習い事事情を探ってみた。
 カルチャーセンターは社会人を対象にした民間教育のための施設。教養、語学、手芸など、多岐に渡った講座の中から、好きなものを、好きなだけ、いつからでも自由に学ぶことができるのが特徴だ。

『こどものためのヒップホップ』

 「今は若い女性を中心にヨガやダンスなど身体を動かす講座が人気。レッスン数も増えていますが、時流を読みタイムリーなテーマを扱いながらも、カルチャーセンターとしては多様なニーズに応えられるラインナップを保つことが必要です」(読売日本文化センター・横浜 小林雄二さん)
 地域や施設によって得意分野に違いはあるが、ほとんどのカルチャーセンターが教育の場として、また文化の担い手としての役割を自負しながら運営、プログラムを組んでいる。


写真:『二胡』

『二胡』
 カルチャーセンターがうまれたのは昭和30年代。当初は良家の子女を対象にしたサロン的な位置づけで、趣味関連の講座が中心だったが、間もなく教養・語学クラスが加わり、単なるお稽古事の場から進化した。
「社会に出たり家庭に入っても、学ぶ意欲を持った人たちに、大学教養レベルのハイクオリティな講座を提供しよう、というのが設立以来変わらない考え方です」(朝日カルチャーセンター・横浜 草川かほるさん)
 文化・芸術関連もカルチャーセンターとしてははずせないジャンルのひとつ。「楽器演奏やスケッチなどの実技、芸術教養を身につけるための座学など様々な形があります。どれも以前から根強い人気がありますが、受講者のニーズが変化するにつれ、テーマは多岐に、内容は専門化が進んでいます」(NHK文化センター ランドマーク教室 中山直美さん)


『初めてのジャズヴォーカル』
 落語とトークを同時に楽しめる「立川志ら乃の噺三席」(朝日)、美術館を講師と共にめぐる「美術館めぐり」(読売)、実物を見ながら西洋館の歴史、建築技法等を学ぶ「西洋館ウォッチング」(NHK)など、実物を専門家と共に鑑賞をするタイプの他、劇団出身講師のもと、実践形式で表現の面白さを学ぶ「ミュージカル・ワークショップ」(東急セミナーBE青葉台)など、更に新しい形態の講座も出てきている。
「以前は、歌や踊り、演技などのジャンルは子どもの情操教育、更にはプロ育成のためという位置づけでしたが、大人になってからクラシックバレエを始める人がいるように“好きだからやってみる”というスタンスが一般的になりました」(東急 浅見訓子さん)
 これには、自ら選んだテーマを、自分にあった手段で、必要な時に学ぶ “生涯学習”が大衆化したことも大きく影響している。自己の啓発、実現、また生活の向上を求めて学ぶ行為はかつては特権的なものだったが、メディアの拡大や行政の支援もあり、学習をする層が拡大。カルチャーセンターの利用者も変化を見せ始めている。新たな層として注目されているのは、2007年、退職により大量放出される団塊の世代だ。どのカルチャーセンターも、今から男性向けや夫婦で参加できる講座の模索、男性が馴染みやすい雰囲気づくりに取り組んでいるようだ。
 中心層は50~60代の女性だが、下は0歳児から上は90歳以上が利用するといわれるカルチャーセンター。新たに団塊の世代も加わり、地域社会で少なくなった、職場・男女・年齢を超えた人々が出会うコミュニケーションの場としても機能しそうだ。
写真:『初めてのジャズヴォーカル』

●朝日カルチャーセンター・横浜
045-453-1122
●NHK文化センターランドマーク教室
045-224-1110
●東急セミナーBE青葉台
045-983-4153
●読売日本テレビ文化センター・横浜
045-465-2010
※横浜市芸術文化振興財団でも多数の講座開催。http://www.yaf.or.jp/で詳細を掲載中
※この他、市内に多数のカルチャーセンターがあります。
■かながわガイド.com
 http://www.kanagawaguide.com/
■ケイコとマナブ.net
 http://www.keikotomanabu.net/





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