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パブリックアート

街の魅力を演出するパブリックアートを巡る

パブリックアートとは、その名の通り、公共空間における芸術活動のこと。ランドマークタワーやクイーンズスクエア横浜など、みなとみらい地区に点在するオブジェは多くの人の知るところだ。ポートサイド地区のロゴマークやオブジェ、ライトアップによる光の演出も、まさに横浜ならではのもの。その他にも、意識してみると、横浜には実にたくさんのパブリックアートがある。
「横浜では1970年代くらいから、街のデザインという発想で、設置され始めたんです」
 横浜市都市整備局エグゼクティブ・アーバンデザイナーの国吉直行さんはいう。

 市と地主や商店街との連携で、大通り公園やイセザキモールの彫刻、馬車道商店街の彫刻やクラシックな電話ボックスなどが出現した。
「そのころは旧市街地を魅力的にするために、歩いて楽しい街にしようという構想がありました。そこで、関内の街頭や歩行者用サインポール、開港広場などのデザインをアーティストに手掛けてもらうという試みも出てきました」(国吉さん)
 さらに、関内ホールの建築とコラボレートして制作されたマルタ・パンの彫刻など、一歩進んで、彫刻家がその街ならではの作品を提案するという例も現れ、さまざまな形でパブリックアートが街を彩るようになる。
 また、街の再開発を機にアートプロジェクトを組むという例もある。
 上大岡駅前の再開発ビル「ゆめおおおか」の外階段や壁面、エレベーターの外壁などにアート作品をちりばめた「ゆめおおおかアートプロジェクト」もそのひとつだ。

 今回訪れたのは、保土ヶ谷の<横浜ビジネスパーク>。街ではひときわ目立つオフィスビル群に足を踏み入れると、いきなりアートな空間が広がる。中央にベリーニの丘と水のホールという立体庭園を設け、それを取り囲むように三棟の建物があり、その内外に絵画や彫刻、オブジェなどが展示されているのだ。こんなところにこんな空間があったのかと、驚く人も多いという。
 この地の開発にあたったのは野村不動産。担当の萩岡紺さんは、こう話す。
「設備的なスペックの高さと同時に、環境という部分を重視しようと考えました。ゆとりある空間、まわりに開かれた空間にしようと考えたときに、申し訳程度に周囲に緑を配するような中途半端なものではだめだろうということで、アートプロジェクトが構想されたんです」
 テーマは<ユーモア>。ここで働く人や仕事で訪れる人だけでなく、近隣や沿線の人も足を運ぶ。中央の水のホールでは、「水辺のコンサート」なども開催されており、市民に開かれた心地よい空間になっている。
 こうしてみると、パブリックアートはまさに都市空間の魅力の演出に一役買っているといえる。入場料もなければ入口で並ぶこともない。この連休にぜひ散策してみてはどうだろう。ポートサイド地区ではアート&ウォークでパブリックアートを見る催しもある。


横浜市都市整備局都市デザイン室

Tel.045-671-2023
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横浜ビジネスパーク

Tel.045-333-6611
(野村不動産株式会社)
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