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子どもとアート

興味や感性を刺激して、 作る喜びを発見する 子供のアート教室が人気

 子供向けの美術の教室は多いが、最近、技術の向上のみにとらわれず、感性や意欲を刺激することに主眼をおいた教室が人気を呼んでいる。
 横浜ランドマークタワーの文化センターで開催の『キッズアート美術館』は、いわゆる工作や絵画の教室とは違い、創造性や色、形、音、手触り、言葉など五感に触れるイメージと出会うことで、それぞれの創造性を促そうというもの。

色遊び、描画、平面、立体、粘土、みんなの中の自分を意識できる活動という6つのテーマでアート体験をする。講師の齋藤肇さんは幼稚園の先生の経験を持ち、当時からこうした活動をしていたという。
「興味はそれぞれですから、ひとり一人の興味や発達に応じて活動の内容を組み立てるように心がけています」

 それぞれが自分自身で作ることの楽しさを見つけるというのが最大のポイント。齋藤さんは具体的な作品の完成形を提示しない。素材やおしゃべりで子供の興味を引き、あたかも自分が発見して取り組んだかのように仕向ける。そのほうが何倍も、パワーが出るからだ。
「アート活動は心の部分がクローズアップされがちですが、頭と心と体を全部使わないとできないんです」
 芸術的部分をベースにコミュニケーションの取り方や頭で考えて試したり工夫したりする知力、実際に作品を仕上げる技術など、さまざまな力が養われるという。
 お母さん方にも、他にはない教室だと好評だ。
「へたな子をうまくしようというんじゃなく、その子の才能を評価してくださる。でき上がった作品は宝物みたいで、友だちに見せたりしています」(6歳女子のお母さん)
「一人ひとり観察して、ていねいに対応してくれるのが有難いです。誉められて自信がついたのか、すごく積極的に取り組むようになりました」(5歳男子のお母さん)
 本誌11月号でご紹介したロコサトシさんも、数年前から『マイティサミット』など、子供のワークショップに力を入れている。
「アートって評価して身につけていくものじゃないと思う。何か一つ見たときに、そこから興味がわくような見方を教えてあげたり、興味を起こすような心を育ててあげることだよね」
 横浜美術館では、4歳から12歳の子供たちを対象に『子どものアトリエ』という活動の場を設けている。学校と連携してプログラムを組んだり、造形講座を開いたりというものだ。子どものアトリエ係長の三ツ山一志さんはこう話す。
「近年、学校では描きつくることの目的を作品つくりではなく、豊かな感性の育成としてとらえるようになってきていますが、民間の教室は目に見える成果として作品の出来栄えを気にしがち。その点、具体的にとらえにくい感覚や感性の育成に取り組むことは素晴らしいと思いますね」
目に見えた成果にはなりにくいが、心の成長の重要さに親たちも気づき始めたということだろう。


ファミリー・サポート<キッズアート>

03-3377-3177

Rocco's FACTORY<マイティサミット>

http://www.rocco-zoo.com
横浜美術館<子どものアトリエ>
045-221-0315



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