アーツコミッション・ヨコハマ
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アーティスト情報
 

芸術不動産とは、アーティスト、クリエイターの創作の場づくりのため、民間の賃貸物件を開拓していく事業の総称です。

 

アーツコミッション・ヨコハマでは、現在、以下の事業に取り組んでいます。
横浜への移転のご相談
芸術不動産モデル事業(アーティスト拠点形成事業)

アーティスト、クリエイターのための芸術不動産情報!
横浜でアーティスト、クリエイター向け物件を取り扱っている事業者をご紹介します。
アーツコミッション・ヨコハマは、不動産の仲介、斡旋は行っておりませんので、内容は直接事業者へお問合せください。アーツコミッションは、この情報提供により発生した契約等のトラブルについて、一切の責任を負いません。

 

■ 横浜への移転のご相談

アーツコミッション・ヨコハマは、クリエイター等の横浜での拠点づくりをサポートします。横浜都心臨海部に、スタジオ、アトリエ、ギャラリースペース、住居等を構えたい方は、まずはACYにご相談ください。
ACYスタッフが、助成制度や街の情報をまじえてアドバイスをいたします。
※不動産業は行っておりませんのでご了承ください。

(優先して受けている相談)
・アーティスト、クリエイターのスタジオ、アトリエ
・NPO、ディレクターなどの拠点となる場所
(特に、現代美術のプライマリー・ギャラリーの立地促進。)
・創造企業の事務所開設


■ 芸術不動産モデル事業(アーティスト拠点形成事業)
アーツコミッション・ヨコハマは、横浜の都心部にアーティストやクリエイターの滞在・居住・制作等の場所を創出するため、オーナーと共同して物件の改修、借り手の公募などを行う、実験事業を行っています。
以下の条件で、オーナー、不動産業者からの物件情報の提供をお待ちしております。

・物件所有者が、アーティスト支援の趣旨を持っていること。
・ACYの参加により、建築物、不動産の価値の向上が見込めるもの。
・地域に開かれた活動ができる場所
・他の創造拠点との連携が見込めるなど、エリアとして魅力のある場所
クリエイター・アーティストのための事務所等開設助成対象内エリア、可能であれば、100u以上の物件。
・2年以上の利用が可能であること。
・1棟、1軒、1フロアを丸々賃貸できること。

現在、下記のプロジェクトを行っています。

長者町コンプレックス・ビル(仮称)入居者急募! (終了しました)
横浜橋アートハウス(仮称)プロジェクト(終了しました)

横浜市南区高根町にある築50年、約20年間放置された木造2階建ての一軒家をアーティストの拠点とするプロジェクト。

 
なぜ、今、芸術不動産か?
 横浜市立大学国際総合科学部
准教授/横浜市創造都市アドバイザー 鈴木伸治

 芸術不動産とは二つの意味の込められた造語です。一つはアーティスト・クリエーターに活動の場を提供するため、不動産物件を紹介するという芸術のための不動産仲介事業という意味です。現在横浜市では、文化芸術創造都市という政策を掲げ、都心部にアーティスト・クリエーターに活動の場を提供し、都心部の活性化へとつなげようとしています。
もう一つの意味は、不動産としてはこれまで評価されてこなかった老朽化したビルや、条件の悪い不動産物件の魅力的な使い方をアーティストやクリエーターに発見してもらい、不動産としての価値を向上する不動産事業というものです。
 
  この二つの意味はともに従来の不動産の考え方とは異なるものです。前者について言えば、安定したテナントを確保し、より高い賃料を得るという不動産の原則から外れてしまいます。アーティストやクリーターは一般には、「経済的に不安定なテナントである」、「高い賃料は払えない」、「何かトラブルを起こしそう」というイメージを持たれがちです。
そのため、アーティストやクリエーターは物件探しに苦労するのです。しかし、そのようなステレオタイプなものの見方というのは誤りであり、彼らの中にも優良なテナントは数多くいるのです。その問題を解決するため、アーツコミッションヨコハマでは、アーティスト・クリエーターと不動産物件のマッチングを行っているのです。
また、彼らが好む物件は、通常の企業が好む物件とは異なります。通常のオフィス市場では、広く、清潔で、設備のととのった築浅の物件が好まれます。そのため、不動産オーナーは物件リニューアルに投資し、新たなテナント誘致をめざします。場合によっては建て替えるという選択肢を取ることもあります。
しかし、アーティストやクリエーターは多少古くて、設備がととのっていなくても、自分たちで自由にリニューアルできる、手を加えることができる、その分賃料が安い物件を好む傾向があります。ここに芸術不動産の新たな意義=二つ目の意味を見いだすことができます。

  現在、関内、関外の旧都心部では空室率が上昇傾向にあります。空き物件としてオフィス市場に出ていない貸し控え物件も多数あり、実際の空室率はマスコミが伝える空室率を上回るでしょう。また、ここ数年間でみなとみらいでは100万平米を越える新規物件の供給が予定されていることや、横浜駅周辺の大改造計画も検討されており、旧都心部の空室率は長期的には高まっていくでしょう。老朽化した物件の不動産経営環境は厳しくなっていくと考えられます。
 
  ここに、空き物件を低賃料でアーティスト・クリエーターに貸し出し、老朽化したビルの新たな魅力的な使い方を見いだしてもらう芸術不動産事業の可能性が見えてきます。「低賃料で」というと一見ビジネスモデルとしては問題があるように思うかもしれませんが、オーナー側がリニューアル投資し、高家賃を設定するモデルでは、オーナー側の投資リスクは高くなり、大規模修繕のコストを嫌って、貸し控え物件が増える原因となっています。そのような貸し控え物件があるのであれば、オーナー側が低家賃で貸し出し、テナント側がリニューアルするビジネスモデルへ転換してみようというのが、芸術不動産の二つ目の主張なのです。
アーティストやクリエーターというイメージリーダーが入居することによって、ビル全体のイメージアップにつながるという触媒効果も期待できます。
 
  芸術不動産とは、単にアーティストやクリエーターに活動の場を与えることを目的としたものではなく、新しい不動産経営のモデルを模索し、都心部の再生を図る実験的事業なのです。
 
 
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