みなとみらい線の開業に伴い閉鎖された東急東横線の桜木町駅舎は、2007年よりアートスペース『創造空間9001』として利用されてきました。 暫定的な文化拠点として、アーティストやクリエイター、市民の活動を支援し、また情報を発信してきたこのスペースは、オープンから3年目となる今年3月をもち閉館します。 スペース奥の壁面の向こう側には、今も東横線時代の改札口や地上階とプラットフォーム階を結ぶ階段が残されています。
この『創造空間9001』の最終イベントとなる本展では、この旧駅舎を利用した映像とインスタレーション展示をおこないます。 期間中には、壁の向こう側を覗き込むような試みや、将来に遊歩道などが計画されている高架軌道跡地へのツアー、そしてこの駅舎空間の全体をつかうレセプションやイベントを行います。
今はもう存在しない列車を想像で追い求める「Follow」、かつてのプラットフォームへと昇る「Up」、そして 場を見届ける、経緯を辿る、関心を持ち続けることを意味する「Follow_Up」としての最終イベントです。
《会期》2010年3月5日(金)〜3月14日(日)
《時間》10:00〜19:00
《入場料金》無料(ただし関連イベント@、Aは有料)
[関連イベントが開催されます!!]
@オープニングレセプション 開催日:3月5日(金)18:00より。18:00にセレモニーをおこないます。 参加料1,000円(ドリンク・フード付き)。 主催・お問い合わせ:創造空間9001(TEL:045-226-5511)
A横浜ローカルツアー_Iコース さよなら『ZAIM』_さよなら『創造空間9001』_―ヨコハマ創造界隈の軌跡―
開催日時:3月6日(土)13:15集合(@創造空間9001) 参加料1,000円(『CAFE_de_la_PRESS』のカフェセット付き)。 主催・お問い合わせ:ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター(YCC)_TEL:045-221-0325
Bクロージングイベント MiHaRI映像パフォーマンス“Air_Sculpture”
開催日時:3月14日(日)17:00より。 ビデオアーティスト瀧健太郎、大江直哉らを中心に、ダンサーや音楽家とのコラボレーションを行なうパフォーマンスユニット“MiHaRI”が、映像と空間を使ったライブパフォーマンスを行ないます。 高速回転するワイヤーに投影される映像(宙に浮かんだ動く彫刻作品)と音楽をお楽しみ下さい。(公演時間:約25分)
《Follow_Up!の作家紹介》
岸健太
建築家/LWL・CDN代表。 1969年、東京生まれ。東京藝術大学建築科を卒業後、Cranbrook_Academy_of_Art(USA)修了。 シンガポールの美術大学での実験的デザインスタジオの指揮を経て、1998年より日本での活動を開始。 建築デザインやアート領域での活動に加え、近年は都市研究の国際ネットワーク構築に取り組むなど建築の活動を広域に展開している。
瀧健太郎
ビデオアーティスト/VIDEOART_CENTER_Tokyo代表。 1973年、大阪生まれ。武蔵野美術大学大学院映像コース修了。 2002年文化庁派遣芸術家研修員、2003年ポーラ美術振興財団の研修員として、ドイツ・カールスルーエ造形専科大でメディアアートを学ぶ。 ビデオ作品やインスタレーション、パフォーマンス、執筆活動などの傍ら、展覧会の企画・プロデュースを行う。
主催:創造空間9001_旧東横線桜木町駅舎(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団) 共催:横浜市開港150周年・創造都市事業本部 後援:横浜市都市整備局/神奈川新聞社/tvk/RFラジオ日本/FMヨコハマ/横浜市ケーブルテレビ協議会
お問い合わせ (公財)横浜市芸術文化振興財団_創造空間9001 TEL:045-226-5511、e-mail:9001ekisha@yaf.or.jp |